盤面いっぱいの大模様。
良く見ると、37の玉に97飛で王手がかかっています。
これを受けながら王手をかけるには87歩の移動合しかありません。
これに対し55歩合などでは53銀の1手詰。
そこで55馬と移動合での逆王手。
87歩、55馬、
同角では同玉で広すぎるので、46香合と逆王手。
45に合駒を打つのは53銀があるので、45銀上とまた移動合での逆王手。
46香、45銀上、
34玉と逃げられてはいけないので、32桂成と移動合で34合を強要。
飛香以外の合駒は53銀まで駒余り。
飛は品切れなので、34香合と決定。
32桂成、34香合、
香合の王手を防ぐには36桂合。
合駒による逆王手のスリル満点の応酬はこれにて先手の勝ち!
36桂合 まで7手
現在、全手順打合は3手(4手)、全手順移動合は5手が記録ですが、
本作は全手順合駒(打合・移動合混在)の長手数記録作品になります。
なお、34歩合、36桂までの解答がありましたが、一般的に最終手からの余詰は許容されるキズとされているので、
36桂までの詰みを見つけたあと、さらに53銀の駒余りの詰みを発見する義務があるのか微妙なため、正解として扱いました。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- シンさん:
- 全手順王手の記録作でしょうか?うまくできていますね。
全手順王手は金子清志さんの15手の作品があります。
- コマンさん:
- スリルは感じました。
- しろねこさん(9手解):
- 7手詰めとあるので間違っているに違いありません。
複雑そうに見える、王手がかかるだけ前者がいいか。
46香からはいつもどうり。
2手目66歩合や6手目24歩合は、取られて以降の手順が変わらないので無駄合です。
将棋ソフトは無駄合の手順を解答することがあるので注意が必要ですね。
- 長谷繁蔵さん:
- 逆王手の応酬
- 中澤照夫さん:
- すべての局面で王手がかかっている。
- 隅の老人Bさん:
- 成る程ね。なんにでも記録はあるものだ。
作品よりも、それで感心。失礼。
- 稲葉上さん:
- まさにスリル満点、全応手逆王手。自玉に王手がかかっている分だけ易しかったです。
- 香箱さん:
- 伝統ルールなのにフェアリーのような手触り。
- おかもとさん:
- 玉方43歩を香にして、攻方88歩98歩のかわりに66金もしくは66銀とすれば1枚減りそう。
なるほど。歩なし図式にもなってちょっとすっきり。
- 作者: (2008年5月13日 おもちゃ箱掲示板)
- 攻方88歩98歩は不満で最後まで考えたところですが,コメントのおかもとさんの改作案は,いいですね!(力の差を感じました)
作品は良い形で残したいので,おかもとさん改作案(66金)に変更できますか?
それでは、この改作案で記録作として登録します。
- S.Kimuraさん:
- 2七桂は合い駒制限でしょうか?
35に利かせるためですが、45桂合があると詰まないので、合駒を制限する意味もあります。
- 馬屋原剛さん:
- 5手でもすごいと思っていたのに7手でもできるとは!
- タクさん:
- 連続逆王手の記録ですか、すごい!
連続逆王手は角建逸さんの連続17回という記録があります。
- 嵐田保夫さん:
- 玉方は桂馬が5枚有れば…というところ。
- たくぼんさん:
- あれ?何の記録なのでしょう?連続逆王手?全手順王手
全手順合駒の長手数記録でした。
- 諏訪冬葉さん:
- 4手目 △45桂と打たれたらどうしよう・・・と思ったらなかったんですね
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