使用駒桂香歩の「鶯図式」。
この名前は「ほーほけきょー」から来ています。
これまでの長手数記録は、今度作品集の表題にもなった、服部秋生さんの「砂丘」81手。
この条件での長手数はかなり作りにくく、1957年の発表以来50年近く記録を維持してきました。
本局は、と金の上下追いと、桂を絡ませた車井戸風の手順により、119手と、大幅な記録更新に成功しました。
最初はシンプルなと金追い。 左辺に移ってから4枚の桂馬を取って、巧妙に局面をほぐして行きます。 最後はその桂もすべて消えて詰上り。 新しい手順ではありませんが、解いて気持ちのよい楽しい手順で、好評でした。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 中澤照夫さん:
- 歩、桂、香をすべて使い切っている手順で感動した。特に4桂の使い方が良い。100手超えはすごい。
- コマンさん:
- ウグイスを求めて楽しい楽しい散策でした。
- 今川健一さん:
- 思考力の鈍った私にも解けた、楽しい趣向作。
終盤、桂を使っての巧みなエレベーターの回数増やしには、感心。
趣向作は難解よりも易しい方が主題がはっきりして楽しいです。
- 護堂浩之さん:
- 後半、桂が絡みだしてから、変化が生じて、訳が分からなくなってきた。桂2枚で折り返し、8筋で2往復半させた点は見事。
- 長谷繁蔵さん:
- 50手目62同玉から何回も並べました。
87と、同桂成で続かないと思い、68とで苦戦しました。
99とと78歩の意味分かる。楽しめました。
- 躑躅さん:
- 左上の手順が面白かったです。
躑躅は「つつじ」さんとお読みするのでしょうか。
これからもよろしくお願いします。
- 岡村孝雄さん:
- 前半は淡々と流れ、50手でもう6筋までたどり着いているだけに、そこからの粘りが印象的。
この使用駒って“納豆図式”て呼ぶんだったっけ?とか。(苦笑)
- S.Kimuraさん:
- 長手数の記録更新は手を出しづらいのですが,
初手からくるくる的に動くのが目に見えているので,挑戦してみました.
左上隅での仕掛けを解くのに苦労しましたが,
桂馬4枚のお陰で玉が左辺を2往復半するとは思いませんでした.
とても楽しく解けました.
- 鳥本敦史さん:
- とにかく楽しい追いかけもの。
入手した4桂全て74桂打とするあたりもきちんと揃っていて文句なし。
|