本作は手順はいたってシンプルですが、初形から詰上りまでいろいろな趣向が詰まっています。
- 初形は角一色図式+金一色持駒、無防備風船図式
- 途中図を含め、全局面無防備角金二色図式
- 詰上りは都詰かつ玉の周囲8マスに駒が1枚もない中空詰
以前、アート展示室No.84(全局面中空詰)を出題したとき、「あまり見ない珍しい条件なので、何か名前が欲しいところですね」と書いたのですが、まだ名前がないようなので、とりあえず中空詰と呼んでみました。
もっとよい名前がありましたらご提案ください。 本作は左図のように都での中空詰なので、詰上りが引き立ちますね。
48角が浮いているので、取られないように初手は39金。 27玉では26金以下7手で詰むので広い方47に逃げます。 ここでは65角や69角と角を活用する手にもひかれますが、46玉とか逃げられると捕まりません。
じっと57金と押さえて、36玉に今度は26金と右から押さえます。 ここは46金から右端に追い詰めたり、54角と攻める手も見えるので、ちょっと指しにくいかも。
45玉で逃げられそうで不安になりますが、35金と押さえて55玉に37角とのぞくと、2枚角がよく利いて、これで詰んでいます。
39金、47玉、57金、36玉、26金、45玉、35金打、55玉、
37角 まで9手
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- たくぼんさん:
- 4金連打したあとひょいっと覗いた角でとどめ。 粋ですね
- 山下誠さん:
- 頭の中で解こうとすると、最後の角移動が見えにくい。
- Estalightさん:
- シンプルで答えやすい作品でした
- 蛇塚の坂本さん:
- 金と角だけなのだけれど連係バッチリです。
- 名越健将さん:
- なるほど中空詰だ。 昔、詰将棋デパートに「天中殺」というのがありましたね。
- 冨坂碧海さん:
- 2枚の角の利きを目一杯使った最終図はスカッとします。
- 松本浩一さん:
- 何とか解けたっぽいので柿木先生で答え合せしました。
角一式持駒金一式無防備、詰上り全角金図式、捨駒無し、敵玉接触駒無しの都詰。
すっとぼけ的な味もあります。
- おかもとさん:
- ペタペタペタペタ、チョコン。 最終手はいい感じ。
- 松崎一郎さん:
- 金四枚で中空に追い込み最後は角で合駒利かず。
- 中村丈志さん:
- ひねって初手4九金なども考え、解くのに時間がかかりました。最後の角移動が美しかったです。
- 太田の渡し71さん:
- 確かに、見事に中空で詰んでます。
- 池田俊哉さん:
- 金をバタバタと打って角上がりで詰め、だが玉周りに駒が一枚もない都詰とは一つの収穫かも(飛び石詰、でしょうか)
87角を98にしないのは初形の風船図式も狙い、ということかな
飛び石詰は、玉だけでなく縦横斜めに接触している駒が1枚もない詰上りなので、ちょっと違いますね。
初形の飛び石図式は、最近詰将棋メーカーでは星座図式とも呼ばれているようです。
- はまちさん:
- 苦戦しました。 なかなか見えなかったです。
- 小山邦明さん:
- 2枚角の威力は強く、金打で迫っていける。
- 占魚亭さん:
- 角一色・持駒金4・都詰の三重趣向。 金の打ち場所が決まっているようなものなので易しかったです。
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