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詰将棋美術館 |
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詰将棋は将棋の終盤を独立させたところから始まったので、最初は将棋の実力向上に役立つかというのが中心的な価値観で、
実戦型、妙手、難しさなどが評価されていました。
やがて詰将棋単体でのおもしろさを楽しむ人も出現し始めて、曲詰、趣向詰など将棋とは離れた魅力的な詰将棋が創作されてきました。 43銀引不成、同金、同銀不成、55玉、 56金、同玉、48桂では67玉で金2枚では足りません。 66金と飛桂2枚利いているところに打ち込むのが強手。 同飛は同銀以下簡単なので同桂で、同銀、同玉と攻めます。 66金、同桂、同銀、同玉、 一見広そうな玉ですが、85飛と25角の利きが強力。 持駒も金金桂桂と十分なので、ここからは玉の逃げ方に注意して最長手順を探します。 78桂、56玉、48桂、67玉、58金、77玉、 78桂に76玉は86飛以下、77玉は88金以下、67玉は79桂以下いずれも19手以下で詰み、56玉が最長です。
87金、78玉、88金、79玉、89金、69玉、65飛、同と、 77玉に88金と抑えるのは、76玉、86飛、75玉で失敗。 87金で潜らせるのが正解で、69まで追えば飛を取って詰み。 作者「玉は普通下段に落とす方がいいのですが、5手目6六金に6手目同桂7手目同銀と上段に追い込んで詰まします。」 ピラミッド型の珍しい初形から9段目まで追い込んで詰ますちょっと意外な手順のおもしろい作品でした。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
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アート展示室No.111 解答:10名 全員正解
池田俊哉さん S.Kimuraさん ootanowatasiさん 大西智之さん 当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。 |