店主の釣りバカ日誌2002(日本の鱒釣り師ニュージーランドを行く)
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[3日目] Mararoa River2の巻


 昨日、ガイドのダニエルと別れを告げ、今日からは竹中氏と2人での釣行の始まり。ガイドのいない釣りは、不安と期待が交錯し複雑な気持ちである。今日は無難に、昨日と同じMararoa Riverの違うポイントに向かう。3番目から4番目のゲートを釣り、オレッティー・リバーで次の日の陣取りを兼ねて、車中拍という段取りである。

 入渓間もなく、竹中氏が小型ではあるがブラウンをヒット。私のシケーダー(蝉フライ)にも20インチオーバーの精悍なレインボートラウトがヒットし、今日はいけそうだと思えた。次に広いプールが現れると、昨日の教訓を生かし、テールアウトの緩流帯から攻略する。キャスティングの体勢に入ろうと、ロールキャスティングで打ち返すと、なんと足元でライズ。慌てて会わせてみるが、魚はプールへ帰っていった。

 プールへの流れは、対岸のバンク際へと続き、障害物とで絶好のフィーディングレーンを形成している。思いっきりシケーダーをキャスティングし、理想通りのラインでポイントを通過したとき、スローモーションビデオのように、浮上してきた。即座にロッドを立てると、一瞬ロッドに感触が伝わったが、フライが中に舞った。「大きい魚ほど遅合わせ」そう分かっていても、釣果を意識すればするほど勝手に手が動いてしまう。昨日までに運を使い果たしてしまったのか、川の主のたたりなのか、その後パッタリと反応が途絶えいつしかゲートが見えてきた。そして、事故は起こった。ゲートをショートカットしようと提案した私がいけなかった。柵を飛び越えた所に、コンクリートの支柱が草むらに隠れていて、その上に飛び降りてしまったのである。足首に激痛が走った。・・・・・

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