●「OAKパワーアップβ版」の設定方法
 インストールは付属の説明書と画面を見ながらすれば問題ないと思います。
 親指シフト入力をするために必要な設定は、「OAKの動作環境」の画面で「キー」のタブから「キーボード指定」の「快速親指シフト」ボタンをクリックし、「快速親指シフト設定」の画面で行います。

 ○「快速親指シフト」を使用する
「使用する親指配列の設定」の
 ○かなを親指配列にする(モード1)
  □取消・後退キーを右手小指で入力できるように配置します
 をチェックします。
「親指シフトキーの設定」は、使用するキーボードによって変わりますが、ターボスリム112の場合は、3番目の、
 ○左シフト=スペースキー : 右シフト=変換キー
 をチェックします。

●付属シールの貼り方
 上にある数字とかなのシール40枚は全部貼ってしまいましょう。
 下にある記号シールは、必要なものだけを貼ります。
[モード1 かなを親指配列]の中の「−」「^」「@」の3枚だけです。
 そして[モード2]の中の「後退」と「取消」の文字部分を適当に小さく切り取って、
「け」の文字の上に「後退」を、「む」の文字の上に「取消」を貼ります。

 次に、膨らんだ大きな親指シールを貼ります。
 ターボスリム112などの、親指シフト向きのJISキーボードの場合、
 ホームポジションに手を乗せ、左手の小指がA、薬指がS、中指がD、人差し指がF、右手の人差し指がJ、中指がK、薬指がL、小指が「;」の上に置かれた時に、自然な感じで親指が置かれる位置に、親指シールを貼ります。
 だいたいVキーの下あたりが「親指左」、Nキーの下あたりが「親指右」になるはずです。必ずしもキートップの中央になるとは限らないので、自分の指の位置をよく確かめてから貼るようにしてください。

●OAKパワーアップβ版の問題点
 OAKパワーアップβ版を使うと、IMEがオンの時とオフの時とで、スペースキーの位置が変わってしまうという問題が発生します。
 この問題は、適当な「キー配置変更ソフト」を使ってスペースキーの位置を固定することにより回避できます。
 本物の親指シフトキーボードは、左右の「Alt」の間の4つのキーが、
「Tab」「親指左」「親指右」「スペース」という並び方なので、キー配置変更ソフトで、
「無変換 → Tab」「スペース → 無変換」「ひらがな → スペース」「Tab → ひらがな」というようにキー変更を行うと、キーの位置を本物と同じ状態に固定することができます。
 そして、キー配置変更ソフトを使った時には、「親指シフトキーの設定」は、1番目の、
○左シフト=無変換キー : 右シフト=変換キー
 のほうをチェックします。

●ターボスリム112の問題点
 このキーボードは、カーソルキーの上に電源キーがある、という信じられないような設計になっているため、Windows98を使っている場合、カーソルキーを連打していると、電源キーを誤打して、突然パソコンの電源が切れる、という事態が発生する可能性があります。十分に注意してください。
 また、ターボスリム112に限らず、一般にJISキーボードは本物の親指シフトキーボードに比べてキーが重いため、高速入力がしづらくなっています。
 この2つの問題は、キーボードを分解して簡単な改造をすることにより解決できます。これについては、また次回に。

 2000/11/12


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