★メール紹介・Q&A 第17回(つづき)
●こうすれば絶対に一次選考を通るという条件のようなものがあったら教えてください
○ないです。
多くの場合、一次選考は上位何人という相対評価で選ばれます。ある意味では、他の人の応募作品の出来次第ともいえます。
誰が下読みをしても、どんなライバル作品があっても、関係なく一次選考を通過できる作品というのは、やはり最終選考候補クラスの作品ということになるだろうと思います。
●受賞パーティーって受賞者が好きな人を呼ぶことができるんですか?
○たぶん、できます。
たとえば「ジュニアものの賞のパーティーに老芥川賞作家を呼びたい」というのは難しいかもしれませんが、基本的に作家というのは招待されたパーティーには万障を排して出席するものなので、ジャンルや格に問題がなければ、来てもらえる可能性が高いと思います。
また、自社と付き合いのある有名作家は、最初から招待リストに入っているのが普通なので、誰が来るのか、事前に確認しておくといいかもしれません。
どうしても会いたい先輩作家がいたら、とりあえず編集部に相談してみましょう。
一応、あなたがパーティーの主役のわけですから、けっこうわがままも通ると思います。
ただ、あまりわがままを言いすぎると「ツワモノ」として名前だけ残るようなことにもなるので、まあ、ほどほどに。
それから、受賞パーティーに出る時には、名刺を忘れないようにしてください。
会社の名刺とは別に、専用の名刺を作りましょう。
名前と連絡先だけ入っていればOKです。
パーティーの途中で名刺を切らしてしまうという人を、よく見かけます。小さな賞でも50枚ぐらい、大きな賞では100枚でも足りないということがあります。
何枚ぐらい名刺を用意しておけばいいか、事前に編集部に相談しておくと確実です。