01-7 谷川連峰の展望台

      白 毛 門 山       1,720m


土合は馬蹄形をなす谷川連峰の踵部分にあたり、左前方に進むと谷川岳一ノ倉岳、そして反対の右前方に進むと白毛門(しらがもん)山、朝日岳である。どちらかを出発点に谷川連峰を縦走することが出来る。この紅葉の季節には、左方向の谷川岳にロープウェイで登る人々で混雑するが、右に進む人たちは少数の白毛門山への登山者だけだ。

谷川岳と白毛門山を割って流れる湯桧曽川沿いの木々は、まだチラホラ色づき始めたばかりであるが、山々の上半分は既に紅葉の真っ盛りだ。今日は雄大な紅葉の谷川岳一ノ倉岳を西に望みながら、それらと背丈を競いつつ聳える白毛門山へ、標高差1,000mの直登コースだ。はるか東方に上州武尊山至仏山そして日光連山を展望しながらの尾根登りは、爽快な秋晴れに映える紅葉とともに見ごたえのある絶景のパノラマの連続だ。緩みのない直登と頂上付近の岩場を考慮すると、中級の上と言えよう。


日時:   2001年10月14日(日)晴れ
参加者: 小林、小谷野、柴崎、中村、林、平山さ、平山三、諸橋、矢島亜、矢島文、吉田、山下(記)交通:  行き:東武・幸手(5:05)―>伊勢崎(6:52)両毛線:伊勢崎(6:57)―>新前橋(7:14)
           発(7:18)―>水上(8:10)バス:(8:22)―>土合橋(8:39)  片道\2,760
      帰り上越線・土合(15:33) ―>水上(15:45)、水上(17:35)―>幸手(20:44)


登山コース: 5時間30分 (14,000歩)
 

雲ひとつない秋晴れの絶好の登山日和りとでも言おうか、久々の好天に、12名の参加者は幸運を喜びつつ、早くも今日の絶景に期待をはずませつつ上越方面に向かった。(Mさんは幸手駅の集合に遅刻したが、Hさんの携帯モーニング・コールで、何とかショートカットの久喜駅で合流できた。)

(土合〜白毛門山頂)3時間10分(8:50〜12:00) 6,150歩

 バス停の土合橋の駐車場から少し入った所に湯桧曽川に合流する白毛門沢が流れ込んでいる。その沢にかかった丸太橋を、手すりの縄に捕まりながら危なっかしく渡り終えると、細い急坂の登山口が現れた。最初から急登が始まり、体の馴れを待つ間もなく直登の連続が1時間ほど続く。右に白毛門沢に流れ込む大滝を望める開けた林間の場所で最初の休み。一気に450m程の標高差を直登したことになる。この辺りから多少坂も緩む尾根伝いの登りとなり、回りの木々も本格的な色づきを現してきた。紅葉越しに、左を流れる湯桧曽川の向こう側にロープウェイ終点である天神平、そして谷川岳の北壁が真横に展開し、息を呑むような絶景が、先程までの疲れを忘れさせてくれる。
(写真拡大->:土合駅からの白毛門山)

 更に尾根を1時間程進むと木々が低くなり、一気に前後左右の展望が開けて、一層のパンラマの絶景が展開してきた。急な岩場を這い登り、所々で鎖を頼りに胸突き八丁を超えると、やっと白毛門の頂上だ。頂上からは、西に谷川岳一の倉岳、北に朝日岳笠ケ岳、東に遠く上州武尊山至仏山、そして後方の南に、榛名山赤城山が展望できる360度の紅葉のパノラマだ。(写真拡大->:白毛門山頂



(山頂〜土合)2時間20分(12:40〜15:00) 

 同じ道を引き返す下りだが、登りに感じた絶景に対する感激が薄れてしまっているのは何故だろう?同じ景色のはずなのに。
(写真拡大->:西に谷川岳一の倉沢を望む )


(温泉)
:今日の温泉は、下山した土合から2駅下った水上駅で降りて、歩いて5分程の水上峡に面した「松葉屋」で一日の疲れを癒した。(\800)


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