00-1 外秩父の名峰                                         

     笠 山          837m

 
 笠山は外秩父七峰の一つであり、眺望も良くピラミッド型の形のよい姿は関東平野からもすぐそれとわかる山である。 又古くから山岳信仰の対象として多くの人が登拝し、今でも笠山神社としてその面影を残している。
今回はその笠山をオリジナル・コースで登ろうと言う事で、麓からスタートを切った。


日時:    2000年1月22日(土)快晴
参加者:  貝塚、諸橋、矢野、林(記)
交通:   1)行き:東武・幸手(6:26)―>東武動物公園(6:33着、6:41発)―>
          羽生(7:08着)
秩父鉄道・羽生(7:13発)―>寄居(8:08着)
          バス・寄居(8:15発)―>和紙の里(8:40着)
          2)帰り: バス・大宝(17:42発)―>寄居(17:53着)
          秩父鉄道・寄居( 18:01発)―>
羽生(18:53着)
          東武・羽生(19:06発)―>東武動物公園(19:33着)
         (19:37発)―>
幸手(19:43着)


登山コース: 約7時間30分

(和紙の里〜笠山山頂) 3時間(8:45〜11:45)
 この冬一番の冷え込みの後の為か東秩父村村営バスの終点和紙の里バス停で下車したのは、我々登山部会のメンバーだけであった。

 先ず身支度を整えるスタート地点の和紙の里は、未だ営業しておらず静まりかえっている。今度来る時は是非営業時間中に立ち寄ってみたいものである。和紙の里の中庭を通って行くと、左手に浄蓮寺が現れる。ここは日蓮宗の寺で、松山城主上田能登守朝直の菩提寺と聞く。登山道に入って行くと杉の木が鬱蒼と生えている所をしばらく登って行く。木が密生している為、昼間でも薄暗い所である。

 しばらく行くと、林道を横切って行く所が何個所かあり、1.5時間ほど歩いた所で萩平と言う所に出る。ここは山間ののどかな村で、山あいに家々が点在し誰からともなく「こういう所に住んでみたいね。」との話しも聞かれた。萩平より笠山へ向けて30分ほど登った所で、3日前に降った雪があたり一面残っており、頂上までの約30分は思いがけず雪の上を歩く事になり、楽しい雪上散歩となった。又、途中から浅間山、鼻曲山等の信越の山々が一望でき素晴らしい眺望があり、ようやく麓より約3時間かかって笠山頂上に到着した。

 頂上は双耳峰になっており、手前の837m峰で荷を降し、奥の笠山神社へお参りをし、記念撮影をした。その後手前に戻り、今回は燃料でお湯を沸かしウィスキーのお湯割り、そして諸橋氏持参のワインをお湯割し乾杯の後昼食となった。(ワインのお湯割もなかなか行けますよ!)

(笠山〜皆谷〜打出〜二本木峠〜皇鈴山〜登谷山〜大宝)
 雪の上での昼食に1時間ついやしたので、少し急ごうと言う事で午後のスタートを切った。先ず往きの萩平まで戻り、そこから林道歩きとなり20分ほどで皆谷まで下った。そこからはバス道路を歩く事となり40分ほど歩き二本木峠への登山口である打出に着いた。打出より二本木峠までは登山道となり、10分ほど行った所で民家の横を通る道が有り、そこで柘の木に大きな氷柱が垂れており、その下にシイタケの原木(クヌギ)があった。皆関心して見ていると、民家の主人が近くに来たので「すごい氷柱ですね。」と言うと、原木に水をかけるのに「柘の木にホースを垂らしてその水が夜中に凍って氷柱になるのだよ。」と教えてくれた。さすが生活の知恵だと一同感心し登山を続けた。
 杉の樹林帯で真っ暗の所を通り、打出より1時間で二本木峠に到着。その後は昨年1月のコースと同じとなり、一路かやの湯に向けて歩き続けた。しかし、残念ながら大宝バス停に着いた時には5時を少しまわっており、残念ながら時間がなくかやの湯には入らず帰途についた。


(本日のハイライト)
 山のベテラン貝塚さん。特に皇鈴山から先は男性3人を尻目に先を行き、我々3名は白旗を上げるのみであった。又、夕方になると元気が出てくるので、別名「夜の女王」と言われているとの事。

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