00-4: 西秩父のふれあいの道                                                       

          城 峯 山       1,037m


 城峯山(じょうみねさん)は群馬県と秩父市の県境で、秩父市の北西に位置する。山はなだらかで、特に頂上からの360度のパノラマは素晴らしく、絶好のハイキング・コースといえる。皆野駅からバスで赤平川の流れに沿って6kmほど西方に進むと、静かな山あいのひなびた西門平に至る。そこが城峯山の登山道の入り口になる。
 この城峯山は将門ゆかりの地で、天慶の乱で敗れた将門が藤原秀郷に追われて隠れたという「将門隠れ岩」もあり、古くから人々に親しまれてきた山である。さらに近くには将門の時世に湧き出たという「満願の湯」があり、湯量の豊富な歴史的な温泉が、山行のあとの一風呂を提供してくれる。


日時:   2000年4月16日(日) 曇り後晴れ

参加者: 小林、小谷野、斉藤*、柴崎*、中島、林、平山、本田*、諸橋、矢野、吉田、山下(記) * 初参加
交通: 行き:東武・幸手(7:42)―>動物公園(7:49着)(7:55発)―>羽生(8:23着)     (8:27発)―>皆野(9:47着)バス・皆野(10:20発)―>西門平(10:50着)
    帰り:皆野(18:06発)―>幸手(20:28)


 登山コース: 約5時間(除く昼食時間) : 19,000歩
 
 今日は小谷野さんの友人の斉藤さん、芝崎さん、本田さんが初参加で、女性7名、男性5名の12名パーティとなった。天候は昨夜からの雨もあがり絶好の山行日和になった。

(西門平〜城峯山頂) 2時間10分(11:00〜1:10) 8,900歩

 皆野駅からバスで赤平川に沿って約6Km程北西に進む。秩父鉄道沿線は結構開けているが、一旦山の中にはいると、そこはひなびた山間の山あいとなる。西門平からアスファルト道を入りしばらく進むと、沢沿いに左に折れるような標識表示がある。標識に沿って、左に折れる山道を沢沿いに登って行くと、やがて道がなくなってしまった。かなり前方の上のほうに、「ガードレールが見えるから、あそこがアスファルト道路だから、とにかくあそこまで登ろう。」ということで、落ち葉で滑る急斜面をガードレール目指して登っていった。

 やっとアスファルト道に出たが、城峯山は左か右かわからない。地図上のどの位置にいるのか居場所の確認が取れない。頭上に高圧送電線が走っているが、地図上には送電線はあるが、そのアスファルト道が記されていないので、皆目現在位置がわからない。当てずっぽうで最初右に進んだが、どんどん道が下り始めてしまうので、1kmほど進んだ後、引き返してもとの位置迄戻った。その位置を過ぎて、山のカーブを右に折れたところで、前方に城峯山の頂上の電波塔らしきものが見えた。「あれが城峯山だよ。」という事で、皆安心した。しかしながら、城峯山までどうやらアスファルト道が続いているらしい。本来の予定した山道ではなく、車道をハイキングすることになってしまった。

 多少寄り道をしたので、予定よりかなり送れて、1時過ぎに山頂にたどり着いた。山頂の眺めは、素晴らしかった。特に、山頂にはNTTの電波塔が建てられており、その中段まで登れるので、360度の眺望が得られる。西方向には両神山、南方には武甲山、北方には榛名山、その手前には神流湖が望める。ちょっと遅くなったが、電波塔の下にシートを広げ、車座になって昼食となった。
(写真:城峰山山頂)






城峯山山頂〜西門平〜満願の湯)   1時間30分(13:50〜16:20)

  昼食後、西門平のバス停間での道を探したら、頂上からはその本来予定した山道がすぐに見つかった。この山道はアスファルト道と違って、落ち葉を踏みしめた登山道で、やっと山歩きの気分を満喫できた。登るときは道探しに気を取られて見えなかったが、山桜が咲き、黄梅やレンギョの花、うぐいすの声など、本来の4月の山の雰囲気を満喫しながら、いわゆる「本来の登山道」を西門平に向かって下った。

 西門平のバス停に着いたが、バスの時刻までかなり時間があるので、バス道に沿ってアスファルト道を下った。3つ先の「華厳の滝」まで行こうとしたが、そこまで行くと、バスに追い越されてしまうので、その前のバス停でバスに乗り込み、「満願の湯」のバス停で降りた。「今日もまた、山行の後の温泉が楽しめる。ばんざい。」

(本日のハイライト)

[秩父鉄道社内での俳句、川柳大会] いつものように、帰りの秩父鉄道は、傍若無人な中年酔っ払い族により車両を占拠され、はた迷惑気な乗客が眉をひそめて白い目をわれ等に流しているようだが、それを殆ど無視しつつ。しかし、我関せずと酒盛りと、俳句、川柳合戦とあいなりき。

俳句、川柳を「読み人知らず」で、並べてみると;
水も良し 空気も良いけど 人悪し(タクシーに\40余計に取られた腹いせに)
城峯山 隣の山なら 除名山 (登山道を間違えた責任を感じてか?)
鶯に 背中押されて 城峯山 (これは俳句かな?)
鶯に 春を求めて ふれ合いの道 (鶯シリーズ−2)
秩父路や 鶯の声 桜花 (鶯シリーズー3:秀作)
鶯に 糞をもらって 美顔術 (鶯シリーズー4、落ちたね!)
花吹雪 夢幻の 君と僕 (ン、君って誰?)


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