02-2 丹沢の主脈縦走                    

      蛭 ヶ 岳          1,673m


4月初めの丹沢山塊の裾野辺りで、冬ごもりからやっと目覚め始めた木々の芽吹きが感じられる季節だ。今回のコースはヤビツ峠から入って、二ノ塔、三の塔、塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳、そして下りは檜洞丸を通って西丹沢に抜ける丹沢の主脈縦走にチャレンジだ。主脈に連なる山々を、アップダウンしながらの縦走は結構タフなコースの中に、美しい富士の眺望を望みながらの豪華コースだ。ひたすら体力を要するコースと言う点から中級コースと言える。



(写真:塔ノ岳山付近からの富士山遠望)

日時:   2002年4月6、7日(土、日)晴(6日)雨のち晴(7日)
参加者: 貝塚、小谷野、小林、栄、林、平山さ、平山三、星野、諸橋、矢島文、吉田、山下
交通:  行き:幸手(5:15)―>大秦野(7:58)、バス:大秦野(8:18)―>ヤビツ峠(9:4)
      

登山コース: 約11時間 

 長年の夢であった丹沢縦走ということで何時になく心浮き立つものがある。初春の季節も良し、天気も良しという事で、ヤビツ峠から皆張り切ってスタートした。

(ヤビツ峠〜塔ノ岳)約4時間(9:05〜14:00)
 
 ヤビツ峠(標高760M)までバスで登ってしまうので、最初から尾根道の眺望が得られて、すばらしい景色の連続だ。丹沢は東京からのアクセスがよく、非常に人気の高い山であるが、4月初旬は未だ本格的な登山シーズンの前で、比較的空いている。
 1時間半程の登りで二ノ塔(1,200m)に着く。この辺りからの振り返ると、大山が大きく展開し、その向こうに相模原、そして関東平野が望める。そして三ノ塔を通ってアップダウンを繰り返しながら塔ノ岳まで至る尾根コースは、西に大きな富士山を間近に見ながらの素晴らしい縦走ハイクだ。


















(写真:間近に富士山を眺めながらの尾根歩き)  (写真:烏尾山荘越しに塔ノ岳を望む)
















   (写真:塔ノ岳山頂。後に富士山)        (写真:塔ノ岳山荘に現れた牡鹿)

(塔ノ岳〜蛭ヶ岳)3時間30分(14:00〜17:30) 

 塔ノ岳(1,491m)からの展望は雄大で、360度の山々が望める。西に箱根山越しに富士山、北に多摩山系、東に大山越しに関東平野、そして南に太平洋まで望める。山頂の標高は余り高くないが、尾根のアップダウンが結構きつく、せめてもの眺望の良さが疲れた体の慰めとなる。蛭ヶ岳に辿り着いたのは5時半になっていた。
















   (写真:丹沢山へ向かう尾根)       (写真:回り込んだ尾根越しに蛭ヶ岳山頂)

(蛭ヶ岳〜姫次〜東野)3時間30分(6:30〜8:00〜10:00) 

 蛭ヶ岳山荘は立派な山荘だ。未だシーズン前なので、結構空いていて、山荘の割にはふんだんにスペースを使えてリラックスできるし、マスターが親切で家族的雰囲気なので昼の疲れが癒される。低気圧が近づいているとのことで、山荘の外は風雨が強くなり、ガラス窓を強く雨がたたく。
 翌朝は、雨が止んだが
ガスっており、檜洞丸へのコースは危険なので回避して、姫次への安全なコースにルート変更した。
















   (写真:蛭ヶ岳山荘前で雨の中の出立)    (写真:東野の山里、桃の花が咲いている)
                                                                                                                   

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