01-8 榛名山系の展望台             ☆

    ニ ッ 岳       1,343m


二ッ岳榛名山を形成するいくつかの山の一部で、伊香保温泉の南側に位置する。関越自動車道を高崎から前橋に進むと、前方に雄大に展開する榛名山群の一番右側に見える。榛名温泉街から少し登ると、双子の様な山が二つ並んでおり、雄岳雌岳の二つを称して二ッ岳と呼んでいる。

 頂上付近に近づくと多少岩場が現れるが、それ以外はなだらかなハイキング・コースで周囲の展望や景色を眺めながらののんびりした山行が楽しめる。雄岳の頂上は狭い岩場で、多少スリリングな気分を味わえる。展望も素晴らしく、東方には渋川越しに赤城山、その少し北側には上州武尊山や遠く至仏山、そして逆の西方向に榛名湖の手前に榛名富士が美しい山容を見せ、そのはるか遠方に浅間山が望める。ここは、榛名温泉に訪れた人が気軽に散策できる程度の初級コースと言える。



(写真:高崎付近からの榛名山系)

日時:   2001年11月17日(日)晴れ
参加者: 赤塚(初参加)、貝塚、小谷野、栄、柴崎、桜井、林、平山さ、細谷、巻島、諸橋、矢島文、
     矢野、吉田、山下(記)
交通:  行き: 貸切バス:幸手市役所(5:00)―>伊香保温泉(8:00) 
       帰り:      伊香保温泉(16:30) ―>幸手市役所(20:00)


登山コース: 5時間15分 (15,800歩)

 櫛形山以来の貸切バス山行で、且つ本年の打上山行でもあるので15名が集まった。乗換えなしで登山口まで運んでもらえるので、朝食を取ったり、もうひと眠りしたりとリラックスしている。 バスは、伊香保温泉の駐車場に停められ、必要品だけをリュックに詰めて軽装で登山に向かった。

(伊香保温泉〜二ッ岳山頂)3時間10分(8:10〜11:15) 8,000歩

 伊香保温泉街の中央に石段が引きつめられ、その石段の頂上に伊香保神社があり、そこが実質的な登山口になっている。登山口と言ってもどこの山と特定したものではなく、とにかく上の方に通じるハイキング道のようだ。その登山口からなだらかな坂道をハイキング気分でスケートセンターまで登ると、ニッ岳が眼前に現れる。雄岳雌岳が仲良く二つ並んでもっこりした子供のお尻のような山が二ッ岳だ。この辺りからの展望が素晴らしく、前橋越しに赤城山や、北方に遠く谷川岳まで望める。
(写真:ニッ岳、雌岳:左、雄岳:右)




 この付近はなだらかなハイキング・コースだが、「相馬山方面にが出没しますので、ご注意下さい」との看板は、「エ!何でこんな所に熊が出るの?」と一瞬看板を疑ってしまう。皆、わいわいと熊のことを話題にしながら二ッ岳の麓付近に辿り着く。今日は雄岳に上ることにして、分岐で左の道を取った。ここから岩山が始まる。雄岳の頂上は4〜5人程度で満員となる不安定な狭い岩山の頂上で、眺望が素晴らしい。
(写真:狭い雄岳山頂、後は赤城山)








 西に榛名富士榛名湖が眼下に見下ろせ、その彼方に浅間山まで望める360度のパノラマだ。















(山頂〜伊香保温泉)2時間5分(12:10〜14:15) 7,800歩

 頂上で昼食を取り、下りは登りと反対方向の北側に出て伊香保温泉までの道をとる。榛名山全体が休火山で、温泉や風穴等が至る所にあり、緩やかな勾配の山中にも中々変化に富んだ地形を覗かせている。伊香保温泉街で駐車しているバスに2時過ぎに戻って、そこで仕度を整えて温泉にゆっくりつかることにした。


(温泉):今日の温泉は、伊香保温泉街のほぼ中央に位置する石段の最下段の右側にある「石段の湯」である。途中、アルコールを買い込んで、湯上りに広間で本年の山行の打上げ会となった。
今回は、拡大写真なしです。

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