03-4:広大な景観を楽しむなだらかな山 ☆☆
四 阿 山 2,354m
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上田から真田町に向かってバスで山間を行くと菅平高原に二つのなだらかな山が見える
左に見える花の百名山の根子岳、そして右に見えるのが日本百名山の四阿山
6月の梅雨の合間に鮮やかな蓮華色のレンゲツツジの山裾の中を
ワラビ摘みの人達を横目に、のどかに牧草を食む牛が寝そべるダボス牧場
四阿山への中尾根コースはその牧場沿いに登山口がある
比較的なだらかな尾根伝いの中尾根コースは、左に根子岳を望みながら
低い榛松や笹越しの見晴のよい尾根道を、クリンソウ、イワカガミやショウジョバカマなどが
咲き乱れる6月のガレ場の中を、静寂の中に澄んだカッコ-の鳴声が響く
頂きは360度の眺望で、なだらかな山の頂に似合わない岩山の頂だ
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(写真:小四阿山から中四阿山越しになだらかな四阿山を望む)
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日時: 2003年6月14日(日)うす曇後雨
参加者: 今井、鵜野、貝塚、小林、小谷野、柴崎、中島、林、平山さ、矢島、吉田、村上、山下(記)
交通: 行き: バス:幸手(5:15)―>菅平(9:10)
バス:菅平(16:10)−>幸手(21:00)
今日は梅雨の合間の曇り空。天気が危ぶまれたが何とか雨の合間の薄日に恵まれ、一路貸しきりバスで菅平高原へ。交通の便の悪いところだが、バスなので奥深いダボス牧場の登山口まで入りこめた。入口で\200の入場料を支払って入った牧場には、既に沢山の山菜摘みの人達が入っており、牛の寝そべった合間でワラビ摘みをしている。
緩やかな中尾根コースを取ったので、まわりの景色を楽しみつつ、沢山の高山植物を愛でながらの登りとなった。裾野付近のレンゲツツジとズミ林。中腹のクリンソウ、ベニバナイチヤクソウ、ササバギンラン。そして、頂上付近のイワカガミとハクサンチドリの高山草が満開だ。勿論、尾根コースなので眺望は絶景。
雨の降り始めた下り道を、足を滑らせながらバスの待っているダボス牧場へ。そして、真田温泉で疲れを癒した。
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ダボス牧場の向うに、根子岳と四阿山(右)
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新緑の中を沢越え
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白い桜のような”グミ林”
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鮮やかな”レンゲツツジ”の中を登る |
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ピンクの”クリンソウ” |
珍しい”ベニバナイチヤクソウ” |
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これも珍しい”ササバギンラン” |
”フデリンドウ”と”スミレ” |
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”レンゲツツジ”越しに真田郷を見下ろす |
隣りの根子岳を望む |
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2,000mを超えたガレ場では”イワカガミ”の群生 |
高山の代表花”ハクサンチドリ” |
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小四阿越しの裾野 |
中四阿越しの四阿山 |
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9合目付近の木道 |
四阿山の頂上で記念写真 |
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根子岳への分岐で昼食 |
雨の降り始めた鞍部から根子岳を望む |
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