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  03.06.10   Veit Helmer TUVALU  
 

 サイレントのメルヘン映画。主演はドニ・ラヴァン(アレックス三部作)。チュルパン・ハマートヴァ(ルナ・パパ)。
 ストーリー的にはつまらない(というか、ヘンタイっぽくて、ヤな感じ)。デザイン・映像といった点では、いいのでは。シーンごとに色調を使い分けたモノクローム。それに、言語に依存せず伝えることを目的とした意図的なサイレント化など。

 ドニ・ラヴァンは久しぶりに観た。

Veit Helmer,Tuvalu

 

  03.06.10   Miles Davis, Live At the Fillmore East (March 7, 1970)  
 

 Chick Corea, Wayne Shorter(後にウェザーリポートを結成)とやっていたころに録音された、マイルス・デイヴィスのライブ。

 the Birth of Cool, Kind of Blueなど、秩序だった押さえ気味の演奏とは、好対照。きわめて過激なフリージャズ。ヘビーメタル、プログレシブロックに近い。

 しかし、もちろん、ヘビメタやプログレより格段に質がよい。キングクリムゾンに物足りなさを感じている人がこれを聴いたら、すぐにジャズに乗り換えるだろう。

 結局、ロックは、自由を求めているかのように見えるだけで、最も保守的な音楽なのかもしれない。叫んでも、のた打ち回っても、秩序だったビートから自由になれない。単調なビートの秩序の外部へは抜け出せない。あのロックの激しさは、整数の秩序から自由になろうとして、和・差・積を必死に駆使するが、どこまで行っても、整数は整数、そんな苛立ちでしかない。

 ジャズは、自由だ。秩序から脱け出す方法を知っている。和・差・積を駆使した整数の秩序から、商を使って、有理数の世界へ脱け出す術を知っている。そして、有理数から実数へ、さらには、実数の外部へ、と、世界を広げる、そんな探求...。

Miles Davis,
Live
At
the Fillmore East

(March 7, 1970)

Miles Davis,Live At the Fillmore East

King Crimson,
In The Court Of
The Crimson King

Miles Davis,Live At the Fillmore East

 

  03.06.0x   桑沢デザインスクール  
 

 赤坂に行く。肉のハナマサで買い物するため。

 途中、近道をしようと思って、わき道に入って、迷子になってうろうろしていたら、たまたま見つけたのが、桑沢。渋谷の校舎が改築になったという話をラジオで聴いたが、赤坂に移ったのか。

 で、赤坂のどこかというと、区立赤坂小学校の廃校舎。
 
 校庭側からみると、小学校の教室で、大きいお姉さんとお兄さんが、集まって図画工作やってます、って感じ。。

 いいかも。

 

 
03.06.03
  新宿区立四谷図書館  
 

 はじめて新宿区立四谷図書館へ行く。
 場所は新宿御苑四谷口出てすぐ右。区の関連諸施設が入った十階ほどのビルの六階。
 エレベーターで図書館まであがるのだが、なんとも不思議な感じ。
 
 エレベーターが六階につき、扉がひらく。いや、これは参った。すごい景観。この図書館の外壁の一面すべてガラス張り。ガラスの向こうは、新宿御苑の緑。その向こうは外苑の緑のなかに浮かぶ競技場。地平線の手前には、高層ビル。たかが六階とは思えない景観。。
 東京一景観のよい図書館でしょう。これは。
 重役専用会員制か?ってくらいで。ほんとうに。

     

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