20.浜松から菊川まで
2006 5
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■レンタル業者さん

 5月17日、静岡方面へ車を走らせた。今回はまず浜松市内にあるレンタル業者「浜松ダスキン」さんに向かった。テーブルや音響機器などをここでレンタルするのだが、その内容について不明な点を打合せするためである。
 式内で使用するBGMやビデオ映像は、すべて1枚のDVD-Rに収める予定だった。このディスクのテスト版は完成しており、今回はまずこのディスクが、レンタルする機械で正常に動作するかどうかを確認した。その後、「アルタモーダ」のSさんも加わり、1時間程度で様々な点を確認した。内容は以下の通りである。
電源・映像・音声それぞれについてかなり長いケーブルが必要になる。
電源については、音響機器は問題ないが、照明機器でかなりの容量が必要になる。ただし、音響機器と照明機器とで別々の独立したコンセントを使い、それぞれでケーブルドラムを使って会場近辺に電源を確保することは可能。
DVDプレイヤーの接続コネクタは、通常のピンコード。従って、予備のDVDプレイヤーと簡単に入れ替えることが可能。
発電機は、会場で電源を確保できるので、不要とする。
ワイヤレスマイクは使用可能。ただし、マイク付きワイヤレスチューナーは在庫がないため、別個のアンプ+マイク2本という構成になる。
当日のオペレートは、ダスキン様ではなく、アルタモーダ様側の人員でおこなう。
式中、スピーカーの向きは簡単に変更可能。
DVDの映像を2台のモニターに出すため、映像分配器が必要となる。
円形テーブルのクロスについては、1500径テーブルには2300径クロス、1800径テーブルには2900径クロスを使用。
新郎新婦席に使うクロスもレンタルする予定。机のサイズを確認してから依頼する。
今後レンタル機器については、ダスキン様とHARUNA側とで直接やりとりを行うものとする。近日中に、依頼内容を春名側からダスキン様にメールにて提出する。内容として、詳細な機器構成がわからなくても、依頼内容がわかればよい。また、セッティングをどこまで依頼するかも付記する。
支払いは当日現金渡し。事前に振り込むことも可能。

 アルタモーダのSさんとは、袴の時につける足袋の種類や、ドレスの時につけ爪はしないことなど、衣装についてのいくつかの確認と、アルタモーダさんでお願いする司会者の方の確認などをおこなった。


■ペンギンの飼育員さん

 浜松を離れ、午後2時に掛川花鳥園に到着した。ペンギン飼育員のTさんとの打合せのためである。Tさんは上司の方と一緒に現れた。まずはペンギンの登場場面について、こちらの考えている進行を説明した。
(1) 台の上に、色紙と、塗料を浸したスポンジを用意する。
(2) ペンギン2羽が歩いて登場。飼育員様2名がステージまで導く。途中であまりにもルートから離れた場合、抱きかかえてステージまで連れて行く。
(3) 飼育員様が1羽を抱きかかえ、スタンプを押す要領で、ペンギンの足の裏を塗料のスポンジにつける。この際、足の裏にうまく塗料がつくよう、新郎新婦もペンギンの足をつまんで導く、等の補助をおこなう。
(4) 飼育員様がペンギンを抱きかかえたまま、色紙の上方にペンギンを移動させる。
(5) 飼育員様が、色紙に足形がつく位置までペンギンを下げる。同時に、新郎新婦がペンギンの足をつまみ、足形を色紙の所定の位置に押す。
(6) ペンギンの足の裏を、濡れタオル・ティッシュ等で拭く。
(7) ペンギンが歩いて退場。その後、再度きれいに足を洗う。

 我々の案について、概略においては問題はなさそうだった。使用する塗料は水性のものならOKで、多少粘性のある濃い塗料のほうがうまくいくだろうという指摘を受けた。水性絵の具をスポンジに浸す、などである。それから、色紙のスペースを検討する上で、ペンギンの足のサイズを測らせてもらった。長さ、幅ともに7〜8cmであった。

 署名式のあと、ペンギンには最後の記念撮影でも一緒に写ってもらうことにしていた。記念撮影では、ペンギンをカゴに入れると安定しない可能性があるので、新郎新婦が抱きかかえる、あるいは新郎新婦が椅子に座った状態でひざの上にペンギンを乗せる、等を考えることとなった。また、ゲスト全員での記念撮影後、ペンギンの調子が良ければしばらくその場に留まっていただき、スナップ写真なども撮らせていただくことをお願いした。この際、最長でも15:20までとすることを確認した。

 当日、ペンギンと飼育員様の会場入りは、登場30分前の13:30と決めた。到着時はアルタモーダ様にご連絡いただくが、その方法は春名側で検討することとなった。それから一度、式の2週間前ぐらいをめどに、署名式・記念撮影のリハーサルを行うことにした。


■ケーキ屋さん

 掛川花鳥園での打合せを終え、菊川市にあるケーキ屋「グリフォン」さんに向かった。
 式の進行表を元に、ウェディングケーキ関連部分の進行について確認をした。ケーキ入場時は、パティシエが手に持って運ぶことになった。
 ケーキセレモニーを終えたあと、ケーキは奥へ運ばれ、切り分けられる。切り分け作業には最低30分はかかるとのことで、現在の進行案だと厳しいことが判明した。このため、ドレス色当てゲームとケーキセレモニーの順序を逆にすることにした。
 ケーキセレモニーでは、泡立てた卵白等をペンギンの目の部分に入れておき、そこにチョコボールを埋め込むこととした。セレモニー進行の詳細については、HARUNA側でもう少し検討をおこなうこととなった。

 ケーキに何かメッセージを書いてはどうですかという提案が以前にグリフォンさんから出されていた。ペンギン像自体に書くのではなく、ペンギンの前にプレートのようなものを置き、そこにメッセージを入れるのである。僕たちは二人で検討し、「ずっとこんな2人で」「いつまでも私たちらしく」「あなたがいたから、巡り会えた」という3パターンを最終候補に挙げた。このうちのどれを選ぶかを二人で決め、後日連絡することとした。

 二度目のお色直し後の入場時、招待客の皆さんにクッキーを配って歩くことになっていた。このクッキーもグリフォンさんでお願いすることにした。一人5枚として、約50人だから全部で250枚を注文した。クッキーの下に敷く紙や持ち帰り用の透明袋もいくつかご用意いただけることになった。ただし、クッキーを置く皿はHARUNA側で用意することとした。

 この日、結婚式とは関係ないのだが、4号のケーキをひとつ予約してあった。あでりーの誕生日が2日後だったので、そのバースデーケーキだった。帰ってからすぐに食べてみた。やはりここのスポンジはとてつもなく美味しかった。また同時にパウンドケーキもいくつか購入してきたので食べてみた。結婚式では、このパウンドケーキが出されることになる。こちらも、しっとりとした食感とフルーツの味わいが素晴らしく、これがウェディングケーキになるのならもう何も言うことはないね、と二人で話をした。


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