18.いよいよ忙しく
2006
年
4
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■撮影打合せは最終
4月16日、柿本写真館さんにお邪魔し、当日の撮影について最終打合せをおこなった。
我々の持参した進行表に基づき、流れに沿って一通りの確認をした。最後の集合写真については、前回柿本さんからご提案のあった通り、高台から撮影する方式を採用することとした。このための脚立をどう準備するかなど、細かい内容も確認した。
製本アルバムや記念写真を家族用に二部ほど追加し、全体写真とテーブルごとの写真については招待客全員に送ることを考えていたため、それらを含めた金額がどのくらいになるのかをお伺いした。製本アルバムは一冊ごとに8万円かかるとのことで、これは一冊だけとし、家族用には通常の結婚式写真(台紙付き六切サイズ数枚)を追加することとした。また、料金は挙式後に一括でお支払いすることを確認した。
その他、開式前の着替え室にて、新婦が紅を引くシーンを撮影すること、テーブルごとの撮影時には招待客にテーブルの一方に寄っていただくようお願いすることなどを確認した。
柿本さんとの打合せの翌日、今度はプリザーブドフラワーの教室を訪れた。昨年あでりーが体験教室に出向き、気に入った場所だった。式の一ヶ月ほど前にブーケと両親へのプレゼント用のアレンジメントを作る予定にしており、この日は先生にお会いして詳細内容を確認した。
■小物づくり
挙式がだいぶ近づいてきた。まだまだやることは山のようにあったので、早いうちに取りかかることにした。
僕にとっての大仕事は、ビデオ編集だった。式の中で、二人の生い立ちを紹介するビデオと、結婚式の準備風景を紹介するビデオの2本を流す予定にしていた。それぞれ10〜15分程度だが、納得のいくものに仕上げるには相応の時間をかける必要があった。
生い立ちビデオについては動画はないため、二人の昔のアルバムから写真を選んで使うこととした。互いの実家からアルバムを持ち出し、年代ごとに写真を選ぶだけでも一苦労だった。これをパソコンのビデオ編集でつなぎ、BGMを入れ、さらにテロップと音声コメントを録音してミックスする。あでりーのパートと僕のパートを3分ずつ、最後に二人が出会ってからのエピソードでしめる、という構成にした。
準備風景については、もともと式で流そうと思って去年から何かのたびにビデオを撮っていた。これをつないでいけばよいのだが、撮影した映像は2時間近くあり、これを15分ほどに収めるのもなかなか大変な作業となった。
あでりーのほうは、式で使うペンギンの絵を描いてくれた。式ではテーブルごとに一種類ずつペンギンを割り当て、各テーブルにその絵を置き、ゲームや飲み物の注文カードなどにもそのペンギン画像を使う予定にしていた。下絵は年明け頃から少しずつ描いていたようで、これをパソコンに取り込み、パソコン上で色をつけた。あでりー用のパソコンは3月頭に購入し、グラフィックのソフトもそれから使い始めたものだが、すぐに驚くほど巧みに使いこなすようになっていた。
【手書きの下絵と、パソコンで彩色した画像】
もう一つのあでりー担当作業は、席札立ての製作である。寝そべったペンギンの形を紙粘土で作り、色を塗る。これを約50個、一つ一つ作るのだ。僕には気の遠くなるような作業に思えるが、そばで見ているとけっこう楽しんでやっているようだった。製作風景もしっかりと撮影し、式で流すビデオの中に収めることにした。
【
完成した席札立て
(上面中央の切れ込みに、席札カードをさす】
指輪の検討もはじめた。僕らの結婚式は、挙式と披露宴を一つにまとめたものであり、基本は人前式である。なので指輪の交換の儀式はやらない。それでも記念として指輪は作るつもりでいた。
僕は指輪ははめたことがないし、この先もはめることはないだろうと考え、当初は時計か何かにしようかと考えていた。ただ、おそろいのものと考えるとやはり二人とも指輪にするのが最適であると結論づけた。
指輪もできあいのものではなく、もちろんペンギン型である。オリジナルの指輪を安く作ってくれるお店を探し始めた。調べてみると、プラチナだと一本10万円はするらしい。オリジナルのデザインにこだわりはあったが、金額はもうすこし安くおさえたかった。
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