13.年内最後の打合せ
2005 12
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■ドレス手直し

 式に使うBGM選びをはじめた。中島みゆきの曲でひとつ使えそうなものを見つけ、さらに洋楽で何曲かリストアップをした。
 あでりーは、あでりー宅から会場へ向かうバスについての調査をはじめた。ネットでたくさんの候補会社を見つけ、料金その他の条件を比べてくれた。

 12月18日、「レイナ三城」さんのサロンを訪れた。先月に決めたドレスの寸法直しが終わったので、ふたたび試着をさせていただいた。マーメイドの純白ドレスはさらに美しいラインとなり、すごいドレスだなあと改めて感服した。緑色のカクテルドレスについては、レイナ先生のひらめきにより、ショールの使い方のバリエーションが増えた。レイナ先生と一緒にいると、創造的な体験ができてすこぶる楽しい。いい先生に巡り会えたと、この日も強く思ったものだった。


■掛川めぐり

 12月20日から21日にかけ、年内最後の打合せツアーを敢行した。初日は柿本写真館さんである。今回、ある程度詳細な料金まで提示していただいた。製本された記念アルバム一冊、フィルム15〜20本分のスナップ写真のセット料金となっており、なんと掛川までの出張料は無料にしていただいた。
 出席者全員の集合写真については、面白いやり方を提案していただいた。通常のようにひな壇を使うと、撮影に手間と時間がかかるし、酒に酔った人が壇上に乗るのは危険でもある。そこで、とりあえず全員に広いスペースに集まってもらい、はしごに登ったカメラマンが上からの見下ろしショットで撮影をするというものだ。なかなか変わっていて面白い、と僕らも乗り気になった。
 その他、柿本さん用の食事は招待客と同じものを別スペースに用意すること、場合によってはカメラマンの助手が一名必要になるかもしれないこと、などを確認した。

 翌21日は掛川に行き、まずはプロデュース会社「アルタモーダ」さんの事務所にお邪魔した。我々の持参した式進行表案にもとづき、項目ごとに詳細な打合せをおこなった。確認した事項を列挙すると、以下のようになる。
食事は、式開始前にテーブルに出しておく。
乾杯はせず、司会者の言葉をきっかけに招待客に料理を食べ始めてもらう。
最初のお色直しの間に、ケーキと共に出す飲み物の注文をとる。
給仕担当をアルタモーダさんにするか、新たに給仕専門のスタッフを依頼するか、検討する必要あり。
料理がなくなる後半あたりでだれる可能性があるため、要検討。
開式後、時間が押した場合は、食事開始時刻で合わせる。
2回目のお色直しの最中、ビデオを上映する。
両親への贈り物の際、新郎新婦から簡単な言葉を述べる。
両親からのあいさつは、両家ともにおこなう。内容は、招待客への感謝、および新郎新婦への激励の言葉を想定する。
最後の記念撮影では、集合写真を数枚撮ったあと、時間の許す限り自由なスナップを撮影する。集合写真は、ひな壇を使わず、全員が広いスペースに集まった状態で高台から撮影するやり方とする。
式の間に招待客に色紙を回し、名前と簡単なメッセージを書いてもらう。最後にペンギンの足形をつける。
新郎新婦と招待客との歓談の時にも、ビデオを上映する。
子供用の料理を用意するため、宅配料理・宅配弁当などを調査する。
ドレスについては、式前に会場に持っていくか、送付するものとする。試しメイクのため、アルタモーダさんの事務所でドレスの試着をおこなう。これは6/20前後とする。


 アルタモーダさんを終えると、次は貸衣装の「ラビアンローゼ」さんとの打合せである。ふたたび試着をさせて頂いたあと、料金の詰めに入った。前回あでりーが頑張ってくれたおかげで、担当のKさんの上司からもOKが出され、さらに値引きした料金を提示していただいた。これで、白無垢と袴について、正式に依頼することが決まった。

 ラビアンローゼさんを後にし、最後にケーキ屋の「グリフォン」さんに向かう。掛川から菊川まで一区間だけ高速に乗り、インターを降りて高速の側道をしばらく走ったのち、山沿いにあるお寺につく。店はお寺の敷地内にあるのだ。正面に立ってみればさすがにお店だとわかるが、通りすがりでここを見つけるのは困難だろう。まさしく知る人ぞ知る、という感じでわくわくする。もっとも、最近ではかなり有名になったらしく、ネットでもたくさんの情報が見つかる。
 メールでやりとりした内容にもとづき、シェフと実際にお会いしていくつかお話をさせていただいた。決定した料金と共に、土台のフルーツケーキは式の2〜3日前に作っておくことなどをお聞きした。こちらからは、ケーキはお色直しの前にステージに出し、皆さんにじっくり見てもらう時間を作りたい旨を伝えた。今後の検討事項として、ケーキにメッセージを書くかどうか、書くならどういう内容にするか、ステージにケーキを運ぶ際、シェフが抱えていくかワゴンに乗せるか、などが挙げられた。また、ケーキ用のお皿とフォーク、ケーキをカットする時の台などの設備が会場にあるかどうかを、我々のほうで確認することとなった。

 グリフォンさんを訪れた目的は、打合せをおこなう以外にもう一つあった。ケーキの試食である。事前に予約しておいたケーキをもらい、お金を払おうとすると、「今回はいいですので」とのお言葉をいただく。恐縮しながら、他にいくつか選んだお菓子とともに、ケーキをただでもらってきてしまった。
 さっそく食べてみて驚いた。素晴らしくおいしいのだ! あでりー曰く、生クリームは脂肪分を多くすればある程度の味を保証できるが、スポンジ部分に関しては嘘はつけない、スポンジがあんなに美味しいなんてビックリ、とのことだった。これなら、式に出席くださる方に召し上がっていただくのに十分だとの確信を得た。

★この日の打ち合わせ後、作成した式進行表案
時刻 内容 備考
8:00 新郎新婦がホテルを出発 タクシー
8:30 新婦(白無垢)着付け・メイク・ヘアメイク開始 菖蒲園の事務室内
9:30 新郎(袴)着付け開始 菖蒲園の事務室内
10:00 ホテル宿泊客&当日電車の方が会場到着 ホテルのバス1台。電車の方もホテルに集合して頂き、合流
10:00 岡崎からのバスが会場到着 写真屋さん同行
10:00 招待客を加茂荘にて受付 名簿チェックのみ。ドリンク(ペットボトルと紙コップ程度)を用意
10:30 新郎新婦二人の記念撮影 温室内
10:40 新郎新婦と両親の記念撮影 温室内
10:50 司会者との打ち合わせ  
11:00 ☆開式  
11:00 ゲスト入場・着席。新郎新婦は中でお出迎え。 通路に鳥を数種類展示 BGM♪「サークル・オブ・ライフ」
11:05 開式.司会者あいさつ  
11:10 新郎新婦あいさつ  
11:15 料理・飲み物の説明、食事の開始 これ以前の部分で時間が押した場合でも、この時刻を厳守
11:20 新郎新婦を紹介 テーブルで
11:35 スピーチ・余興  
11:45 新郎新婦と招待客との歓談  
12:00 色直し  
12:20 新婦のドレス色当てゲーム 新婦:色ドレス
12:30 ケーキカット カットしたらすぐに給仕
12:40 スピーチ・余興、またはビデオ  
13:00 新郎新婦と招待客との歓談  
13:15 互いの祖母への花束贈呈 兵庫の祖母へも同じ花束&手紙を送付
13:30 色直し ビデオ上映
13:50 誓いの儀式 新婦:純白ドレス
ペンギン登場
14:05 両親への贈り物 一言、メッセージも
14:15 両親からの言葉をいただく ゲストへの感謝&二人へのメッセージ
14:25 新郎新婦からの感謝の言葉 お互いの両親から
14:35 新郎新婦退場 ゲストはシャボン玉シャワーでお見送り
14:40 場所を移動して記念撮影各種  
15:00 撤収開始  
15:30 バス出発  
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