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海と風の詩 番外編
〜濡れた浜辺で初エッチ 2〜


 体に覆い被さるようにしているゾロの股間を握り締めたまま、固まっているサンジをよそに、ゾロは雨に濡れたまま、裸で眼前に晒されているサンジの体を弄る動きを再開し始めた。
 ジーパン越しに、ゆっくりと揉み込むように、緩く硬さを見せているサンジのペニスを弄くって更に体の熱を上げようとするゾロの動きに、ようやくサンジの意識も、一瞬志向が停止してしまったほどのゾロの股間のモノから現実に引き戻された。

 「んっ・・・。」
 
 気がそれていた所為で、下半身に微妙に響くその刺激に歯を食いしばって堪える前に、サンジの口から軽い吐息が洩れ出る。
 自分でも信じられないほどの甘い声に、サンジは思わず自分の手のひらで口元を抑えて、真上から見下ろしてくるゾロを見上げた。
 顔が一瞬でカッと熱くなる。きっと白い肌も笑える位に真っ赤になっているだろう。
 
 「なぁ、もっと聞かせろよ・・・。」

 だが、そんなサンジの姿に、笑うどころか怖いくらいに欲情していることがあからさまに見えるゾロの緑色の瞳がゆっくりと近づいてきて、口元を抑えてたサンジの指の上にそっとその唇が落された。触れ合った薄い手の甲の皮膚と熱が篭った唇の隙間から、熱く湿ったゾロの舌が伸びてきて、指を、手の甲を、ヌルヌルと舐め取られていく。
 唇に施されるような、そんな優しい口付けに、サンジの指先の力も知らないうちに解けていって、ゾロはそれを見計らうようにそっと口を覆っていたサンジの細い指を掴み取った。
 そうやってもう一度、サンジのペニスを摩るように指を動かすと、隠すことも出来なくなったサンジの開いた唇からは蕩けるように甘い喘ぎが小さく零される。

 「あ、んっ・・・。」

 「そんな声、出すんだな・・・。」

 「っ・・・。うるせー・・・。」
 
 思わず洩れたその声に、頬を真っ赤に染めながら、それでもジワジワと体を支配していく痺れるような感覚に、潤み始めた青い瞳がゾロを見上げている。

 「もっと、聞きてぇ・・・。」

 呟くようにそう言ったゾロは、思いもかけないほどに素早い仕草でサンジのジーパンのボタンとファスナーを外してしまうと、強引ともいえるくらいに強い力でサンジの足からトランクスごとジーパンを引き抜いた。
 晒されたその場所は、すでにゾロを待っているかのように震えていて、ゾロは勃ちあがったサンジのペニスに直に指を絡ませた。触れた瞬間、サンジの白い太腿がピクリと跳ねる。抱きしめるようにして組み敷いた胸の下で、サンジは瞼をキュッと閉じたまま唇をかみ締めていた。
 
 「我慢すんなよ。」

 ゾロはそれだけ言うと、すぐにでもサンジの唇から聞こえる快楽の声を引きずり出そうとゆっくりとサンジのペニスに絡めた指を上下に動かし始めた。
 自分の物とは違う、細くてしなやかにも感じるサンジの性器が刻々と手の中で形を変えていくのが嬉しくてならないというように、ゾロは丹念に愛撫の力を加えてくる。
 竿を擦られて、時折り伸ばした指先で張り出した先端を撫でまわされて、それでも決して上手いとは言いがたいぎこちない単純な愛撫ではあったが、それでもサンジのペニスからはトロトロとしたヌルんだ先走りの液が零れだした。
 
 (なんで、こんな、簡単に・・・。)

 (感じてんだよ・・・。)

 そう思いながらも、サンジの体は確実に快楽の波に飲み込まれていく。
 すでに意識の半分は、ゾロの手によって与えられる刺激のみに集中している。
 簡単に感じて乱れてしまう自分の痴態が恥ずかしくて、食いしばっていたはずの唇もいつのまにかわずかに開いたまま、そこから荒く乱れた息遣いが洩れていた。

 (好き・・・。だから、なのかな・・・。)

 ペニスに感じる快感に、意識を飛ばしかけながら、サンジは自分の両腕をゾロの太い首筋に絡めて、開いた唇をゾロの唇に押し付けた。
 短い喘ぎ声を上げながら、深くて激しい口付けを求める。
 
 もっと、もっと、蕩けてしまうくらいにお前を身近に感じていたいんだ。

 舌を絡めあって、そこから全てを吸い尽くしてしまうほどのキス。
 今まで交わしたどんな女の子達との口付けよりも、ゾロの唇はサンジに我を忘れさせるほどに甘くて熱いものだった。

 「はぁっ・・・。あっ・・・。あぁ・・・。」

 「ゾ・・・ロッ・・・。ゾロッ・・・。」
 
 やがて離れた唇は、サンジの首筋をたどり、浮いた鎖骨を掠めてやがて白い胸にポツリと落ちた小さな赤い尖りを捕らえた。まだ薄く色付いているだけのそこを、舌先で押しつぶすように舐めていくと、次第に小さなしこりがゾロを押し返している。
 塞がれるものを無くしたサンジの口からは、ひっきりなく悲鳴のような高い声が洩れ出ていて、ゾロはその声にますます自分の体の熱さが増していくのを感じた。
 
 ずっとその背を追っていて、いつでも一歩自分の目の前にいたその体を抱きしめて、腕の中に感じる充足感と、全てが自分のものだということを確かめた満足感。
 
 (絶対に離さねぇ。)

 硬く勃ち上がった乳首に歯を立てて、ヌルヌルに濡れている指でサンジのペニスを扱いてやりながらゾロは強くそう思った。

 「サンジ・・・。」

 覆い被さるようにしていた体を起こして、ゾロはサンジの快楽に乱れる体の全てを視界に映し出させると、開かせたサンジの足の間に絡めた指でサンジを高みに追い上げるように激しくそこを擦り上げ始めた。濡れた指と、ペニスがグチュグチュと卑猥な音を立てて、サンジは無意識に細い腰を揺らめかせるように身を捩り、細い指はゾロの腕を強く握り締めている。

 「ひぁっ・・・・。あぁ、あっ・・・。あっ・・・。」

 「キモチ、良いのか?。サンジ・・・。」

 囁くように聞こえた、低くて掠れたゾロの声に、サンジの体がビクリと跳ね上がった。

 「んっっ・・・。イッ・・・!!。」

 短く悲鳴のような声を上げて、強張る体。直後、サンジ自身を握りこんでいたゾロの指に、熱くてどろりとした感触が溢れ出た。
 白い胸が激しく呼吸を繰り返すたびに上下に動き、額には雨の滴に混じってうっすらと汗が滲み出ている。薄く色づいた頬と額に張り付いた細い髪を指ですいてやりながら、目の前で見たサンジの痴態にゾロは自分の体も限界まで熱くなっているのを感じていた。
 
 その事に気が付いているのか、

 「はぁ・・・・・。」

 と、その瞬間につめていた息をゆっくりと吐き出したサンジは、完全に快楽に揺れている視界のまま、青い瞳をゾロに向けて、柔らかく微笑んだ。

 「お前も、キモチ良く、なりてぇだろ・・・?。」

 綺麗に、そして淫靡に笑ってそう言うサンジの姿に、ゾロの背筋をゾクリとした欲情の波が走り抜けていく。
 返事を返すかわりに、ゾロは自分の腕を握り締めていたサンジの細い指を手に取って、熱く猛っている自分の股間に導いた。
 そこにある、さっき感じた信じられないほどのゾロの熱の塊を、サンジは今度は愛情を持ってやんわりと手のひらで包み込む。布越しにでも、激しく脈打つのが伝わってくるように、ゾロのペニスはそこを突き破らんばかりに欲情の証を見せている。
 二三度摩るようにそこを確かめたサンジの指が、小さな音を立ててズボンのファスナーを下ろしていき。
 
 コクリ・・・。と、一つ息を呑んで。

 ゾロの勃起したペニスはサンジの指に絡め取られるように外気に晒された。
 形ばかりは大人になりきっているかも知れないが、それでもそこを自分以外の誰かの手が触れたことはまだ無いだろう。
 それが、嬉しかった。
 ゾロの初めての相手になれることが、心底幸せだとサンジは思った。

 絡めた指の中で、トクトクと脈打つゾロの硬い竿を軽く扱いてやると、

 「クッ・・・。」

 体の上に覆い被さるゾロが、軽く眉根を顰めて低く声を上げた。
 他人の手に施される愛撫に、まだ慣れていないその仕草が、愛しい。
 ゾロの興奮を直に感じる度に、サンジの体も熱くなる。

 「ゾロ・・・。」

 サンジはそう言うと、ゾロの腰を軽く引き寄せて、ゾロの熱を感じてもう一度硬さを持ち始めた自分のペニスと触れ合わせるように緩く腰を動かして、

 「一緒に・・・、な・・・。」

 気持ちよくなろうぜ。
 
 笑ったサンジの体は、痛いくらいにきつくゾロの腕に抱きしめられた。







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