(=^^=)/ とりあえず、練習と 一章 Page1ヾ(=^^=)

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  1. ここではフィンガリングと、ピッキングをコントロールする為の基礎練習を紹介していきます。指がもつれて上手くいかない、ピッキングが上手く出来ない等、そんな方への一助になれば幸いです。しかし、これから紹介するパターンを早く弾けるようになっても、全然偉くありません。あくまでも、「指とピックをコントロールするため」が目的です。
  2. 準備する物は当然メトロノーム。クリック音は常に2拍目と4拍目(または8分音符の裏拍)で鳴らします。裏でリズムを感じるトレーニングにもなります。
  3. また、譜例は「このポジションでなければならない」ものではありません。お好きなポジションで、どうぞ。
  4. 基本的に、運指トレーニングは順列組み合わせでパターンはドンドン増えます。
  5. どんどん上手になりたければ、色々なギタリストを沢山コピーして下さいね!その時、きっとこのエクササイズが役に立ちます!

EX.1

この音列は誰しも行っている、指慣らしです。これを単純にダウン・アップのいわゆるオルタネイト・ピッキングで漫然と行っていては正直飽きます。

ダウン(以下D)アップ(以下U)の組み合わせで様々なパターンで、脳を鍛えて下さい。例えばU/U/D/U・U/D/D/Uなど合計16通りの組み合わせがあります。最初は一拍を100程度(出来なければゆっくり)から始め、徐々にテンポを速めていきます。なるべく音質を均一に保つ事を意識して、丁寧に弾いていくことを心がけて下さい。最初は一本の任意の弦で覚え込ませ、慣れてきたら譜例のように弦を移動する、または突拍子もない所に瞬時に移動等、工夫を凝らしてみて下さい。


これ以降はピッキングをオルタネイト・ピッキングとし、ダウン・アップのどちらからでもスタート出来るようにしましょう。

EX.2…次はEX.1と指使いはほぼ同じですが、一音だけ隣り合わせの弦を弾くというものです。


EX.3…主に人差し指を除く3本の強化練習です。


EX.4…隣り合わせの弦移動で、ピッキングと指の柔軟性を同時に練習(少なくとも私にとっては)出来る例です。慣れてきたら1弦飛び・2弦飛びで更に鍛えます。一拍=240位できちんと音になるように。


EX.5…まず人差し指を4フレットでバレーし、完全に固定します。そして譜例通りに弾いてみましょう。バレーしたフレットは音を出しません。弾くのは中指・薬指・小指のみです。指がつってきたら無理をせず休んで下さい。慣れてきたら、運指は同じで弦飛びで更に鍛えます。

 

同じく4フレットでバレーしたまま、以下の方法もあります。組み合わせは沢山ありますので、各自工夫して下さい。

上記は小指からスタートしていますが、逆の中指からスタートも。薬指スタートの2パターンもあり。

この運指のまま6弦から上に上昇しまた戻る。または、その逆の例。


EX.6...この項目では主にピッキングを鍛えます。ダウン・ピッキングはD・アップピッキングはUの記号で示します。

まず次のエクササイズから慣れて下さい。

最初の一小節は単体で練習する時はピッキングはD/D/D/U/U/Uになります。二小節目を単体で練習する時はU/U/U/D/D/Dです。二小節連続で弾く場合はD/D/D/U/U/D/U/U/U/D/D/Uとなります。エコノミー・ピッキングと同じような物ですが、きちんとピッキングするようにしましょう。当然、指は4本使いますよ。

ピッキングの方法は上記と同じですが、運指が逆パターンのスタート例です。


EX.7…これはピッキングと同時に運指も鍛えるエクササイズです。

一小節目は人差し指(以下1)・中指(以下2)・薬指(以下3)・2・3・小指(以下4)の運指です。ピッキングはD/D/U/D/D/Uの順番。

二小節目の運指は1・2・3・2・3・4となり、U/U/D/U/U/Dのピッキングになります。

三小節目の運指は4・3・2・3・2・1で、D/D/U/D/D/Uのピッキング。

四小節目の運指も三小節目と同じ。U/U/D/U/U/Dのピッキングになります。


EX.8…上記EX7のバリエーション・パターンです。順を追って解説していきます。

1小節目の運指は、1・2・3・2・3・4。D/D/D/U/U/Uのピッキングになります。

2小節目の運指は、1・2・3・4・3・2。D/D/D/U/U/Uのピッキングになります。

3小節目の運指は、3・2・1・2・3・4。D/D/U/D/D/Uのピッキングになります。

4小節目の運指は、3・2・1・2・3・4。U/U/D/U/U/Dピッキングになります。

5小節目の運指は、3・2・1・4・3・2。U/U/D/U/U/Dピッキングになります。

6小節目の運指は、3・2・1・4・3・2。U/U/D/U/U/Dピッキングになります。

7小節目の運指は、4・3・2・3・2・1。D/D/D/U/U/Uのピッキングになります。

8小節目の運指は、4・3・2・3・2・1。D/D/D/U/U/Uのピッキングになります。

このように組み合わせ次第で、相当バリエーションが増えるのがご理解頂けると思います。


 さて、ここまでの練習方法は単なるメカニカルトレーニングです。味も素っ気もなく、単純に言えば「スポーツに於ける筋トレ」みたいな物ですね。出来ないからと言って、落ち込む必要は全くありません。技術面でのギター上達の鍵は、如何にバランスを取って思った様な運指とピッキングが出来るかどうかです。これが出来れば、アドリブの際に思う様なフレージングが弾ける訳です。片一方が良く動いても、もう一方が全然ダメでは思って様には弾けないでしょう?頑張ってコントロールする術を身につけて下さい。

 次の章からは「完全に我流」ですが「コードに於けるスケールの考え方と実際のフレージング」を、ごく簡単に紹介する予定です。ロックをやっていても、チョロッとジャズっぽいフレーズが入ると格好いいですよ。


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