第3章


基本はバッチリ! でもいたずらは・・・?
2000.5.11                 5.13
      

 サークルができてから、わりと厳しく最低限のことをしつけた。
 ごはんをあげると飛びついていたけせらだが、とにかく押さえて、「おすわり」、「お手」、「おかわり」、「まて」ができてからあげるようにした。
 すぐに、「これができなければいつまでももらえないんだ」ということを覚えてくれた。
 とっても必死な、1秒でも早くごはんが欲しいようなけせらの、「よし」の一言を待つ顔ったら、かわいいやら、おかしいやら。
 トイレも、サークルができてからは、「サークルの外も家なんだ」と認識してくれたのか、今までずっと叱って教えていた積み重ねか、すぐに覚えてくれた。
 初めてちゃんと自分でトイレでしてくれたときは、すごくうれしくて、大喜びで褒めまくった。
 けせらは結構、呑み込みが早いのかもしれない。
 それとも厳しすぎたのかな。でもけじめは大事だから・・・。
 確かに、けせらちゃんにはのびのびと育って欲しいけれど、わがままな犬になってしまったら、せっかくのかわいらしさが台無しなのだ。
 それに、私の手におえなくなってしまっては大変。
 厳しくした分、できたときには一杯褒めるようにするからね。
 でも、やっぱりまだいたずらっこ。
 洗濯物の中から靴下を取ってきてはぶんぶんしてるし、いろいろな所をカジカジカジ。
 怒られた直後はやめるけど、どうしても気になるみたい。 


  5.19 お気に入りドットちゃん

 ドットちゃんというのはアザラシの赤ちゃんのぬいぐるみで、本当は飾ってあっただけのもの。
 押すとキューキュー鳴るから、ちょっと見せてみただけなのに・・・。
 とっても大喜びで連れて行ってしまった。
 取られたくないらしく、私から離れた所で幸せそうに遊ぶの。
 他のおもちゃだと、投げて欲しくて持ってくるのに。
 クゥーンクゥーンって、聞いたこともないような切なそうな声が聞こえてきたときには、一体どうしたものかと思ったけれど、その声は、高い所にあって届かないドットちゃんに向けられていた。
 けせらにとっては他のおもちゃとは全然違う、とってもラブラブなドットちゃんなんだね。
 けせらにあげるよ。
 (後にボロボロになってしまったけれど、ずっとお気に入りだった)


  5.23 けせらは紗英似?

 誰かが遊びに来ると大喜びで愛想がいいし、物覚えも早いし、ものすごく元気ですばしっこいし、とってもかわいいし・・・、どう考えても私とけせらは似ちゃあいないと思う。
 だけど何でしょう、この格好は。
 サークルの外のトイレを使うようになったら、中に一応置いてあるトイレはほとんど使わなくなったから、別にトイレの上に寝たっていいけれど、これはベットから落ちたようにしか見えない。
 こういう所だけは、私にそっくりとよく言われてしまう。
 そんなことはない、・・・ハズ?
 ・・・・・・。


6.2 これだけは苦手なの
 これが2回目のお風呂。
 けせぱぱが洗ってくれているのだけれど、外にいる私に「助けて!」と訴えるけせら。
 濡れるのがとにかく嫌でしょうがないみたいで、必死で逃げようとする。
 ものすごくやんちゃで、臆病な所やデリケートな所なんて全く見せなかったけせらにも、弱点はあったんだね。
 お風呂に入れると、毛でごまかされていたけせらが本当の大きさになる。
 普段はとってもむくむくで、丸々としているのに、毛が濡れてしまったら、とっても小さくて、すごく細くて、びっくりしてしまうくらいの変わりよう。
 でも、ドライヤーで乾かすと、ものすごくふわふわけせらになるの。
 月に2回ぐらいを目安に洗うから、覚悟しておいてね。


  6.19 念願のおさんぽデビュー

 生後3ヵ月と1日を数えた6月9日に、病院で2度目のワクチン接種をしてもらった。
 体重が1kgしかなく、「もう少しごはんを多めにしてあげてください」と言われてしまった。
 そうだったんだ、ごめんね、けせら。
 よく、うれしくてとか、怖くてとかで、おしっこをしてしまう犬がいる、などという話を聞くが、けせらはそんなことは1度もなかった。
 が、注射をうたれてすぐ、ポトポト、とうんちをしてしまった(ごめんなさい、先生)。
 どうやら注射は苦手らしい。
 でもそのおかげで、けせらは無事におさんぽデビューを果たすことができた。
 本当は「ワクチン接種から2週間待ってください」と言われたけれど、外に行きたくてうずうずしているけせらを見ていて、10日後の夜、1足早くおさんぽデビューを果たしてしまった。
 階段の上り下りもへっちゃらで、とにかくうれしそうだった。
 くんくんあたりを調査して、早速自分のにおい付けにも成功。
 周りを怖がる様子もなく、興味津々で、すれ違う人に愛想をふりまいていた。
 でも犬がいると、しっぽをまいて、私たちの陰に隠れてしまった。
 人はこんなに大好きなのに、犬はとっても怖いらしい。
 不思議、けせらも犬なのに。
 ゆっくりでいいから、他のワンちゃんにも慣れてくれるといいな。


6.23 けせらの怖くない犬は・・・
 レトリバーのクッションを買ってきたら、早速大喜びで乗っかってくつろぎ始めた。
 上に乗って得意げにガムを噛むけせら。
 気持ち良さそうに、レトリバーさんの上ですやすやと眠るけせら。
 けせらが怖くない、唯一の犬だね。
 でも本当は、他の犬と仲良く遊ぶ姿も見たいなぁ、なんて思うのだけれど。
 けせらは、自分より小さい犬からも逃げ回ってばかり。
 ぽっきー(1歳半の男の子)とポーリア(4ヵ月ちょっとの女の子)という、2匹のパピヨン(リンク集からHPに行けます)に会ったときだって、けせらとほとんど変わらない大きさのポーリアが遊びにきてくれたのに、必死で後ろに逃げて、胴輪から外れてしまったものだった。(危ないので首輪に替えました)
 そーっとなら少しは大丈夫みたいだけど、相手が動くと怖いみたい。
 そのわりに人には警戒心のかけらもなく、大喜びで全ての人に愛想をふりまくんだから。
 それがけせらの性格なのね、きっと。
 少し大きくなって、顔つきや模様も、変わってきたかな。

TOPBACKNEXT