ベトナム料理

  食うのが目的で来た国なので そー
 いった意味では ホーチミンは大変満
 足のいく所だったよ。 貧乏旅行だから
 高級レストランなる所は 足を運んで
 いないんだけど その分B級グルメ物
 は 街中で見っけては ちょこちよこと
 つまみ食いしとった。 あ、街中といっ
 ても レロイ通りから ドンコイ通り
 ハムギ−通り
あたりは 全然、屋台
 とかの B級物は見当たらなかった。
 でも その分 甘味系・喫茶の店は     

レロイ通り・国営百貨店前

 充実してたかな。 中でもお気に入りだったのは レロイ通りに面した有名な
 『バクダン』という店で出しているココナッツアイス ! 値段が2万6000ドン
 と、気持ち高めに思ったけど 実際出てきた品を見たら これが日本円で
 200円しない品なのかって ちょっと驚くくらい豪華だったよ。(画像は ここ
 → ・・他の食べもん画像も一緒にリンクしてるから いっぱい出てくる。)
 このココナッツアイス(現地名ケム・ズア)の醍醐味は 何と言っても 器に
 使われたココナッツの殻の内部の実を スプーンで削りながらアイスと一緒
 に食べれる所だ。ちょっと ナタデココっぽい食感があって あれにはハマっ
 たね。 あと有名所では 『キムタイン』プリン(2500ドン)と ヨーグルト
 
(1500ドン)も行っといた。どちらも この安さでこの美味さには 感動するよ。
 付属で出てきたお茶を飲んだら その分のお金(1500ドン)も 取られたの
 にはコケたりしたが お味は確かに濃厚で良かった。(どっちかってゆーと ヨ
 ーグルトの方が感動したかな。)  ちなみにベトナムでは 黙って出てきた
 お茶が 無料だったり金を取ったりと店によって違ったりするので それには
 結構困惑したよ。その都度聞くっていうのも ちょっと情け無いしね。コム屋
 やフォーなどの屋台ででてくるダーラー(氷入りのお茶)とかは まず99%
 タダだったんで よく注文してたりしたけどね。
  あ、コム屋っていったら 『キムタイン』の隣にあるビンザンが有名だったん
 で ここも行っといた。(店名はタインヌゥ) おかずの種類が多いし 味や接
 客も 俺が行ったコムビンザンの中では一番だったかな。 おかず3種類と
 スープを頼んで 27,000ドンとえらく高めっだったが それは おかずに 
 大きめの海老やら肉やらと あまり見掛ないよーな高い品々を頼んだせい
 もあるんで。 あと、ベトナムで一番印象に残ったお店といえば 写真下の↓
 『46Aバインセオ』
というベトナム版お好み焼きバインセオ(14000ドン)
 を名物にしてた店かな。美味かったよ ここは。 バインセオって サイドに付
 いてくる野菜を巻いて ピリ辛のつけダレにつけて食べるんだけど その野菜
 も新鮮だったし、タレなんかも俺の好みで気に入ってしまったね。 他にもこの
 店では 生春巻き(25000ドン)や チャーゾー(27000ドン)なんかも あっ
 たんだけど、バインセオのボリュームが けっこーあったので今回は食べれず
 じまいで 帰って来ちゃったのが 残念だったかな。

ベトナム料理店その2

  その他 有名どこのレストランでは
  メリン広場近くの「13」も行っといた。 
 ここは ネットなんかで評判が良かっ
 たんで行ってみたんだが ここの一番
 の売りは なんといってもあの店の
 雰囲気なんじゃないかな。たとえネット
 での情報を知らなくても あのレスト
 ランの横を通り過ぎたら 「あ、ここは
 いけそうなんじゃないかな」ってな気が
 して 入っていたと思うよ。実際、味の
 方も良いし 値段もかなりリーズナブル
     
   

46Aバインセオ

 なんで 良いレストランだし。 だた 俺個人としては ちょっと中華料理っぽい
 色が出てる気がしてその点だけ 少し引いてしまったんだけどね。 んー でも
 多かれ少なかれ 東南アジア系の料理はそーいった影響を受けているんで
 変な いちゃもんつけるのも どーだとは思うんだけど。ただ 旅行者としては 
 その国ならではの物に引かれるって所あるんだよな。 で そーいった意味合
 いを含めて ベトナムならではの料理を求め フエ料理研究家がオーナーの店
 『フースアン』というレストランへ行こうと試みた訳さ。かなりの期待を込めて・・。
 ところがこれが 何故だか探したんだけど どーにもその店が見当たらない。
 雨も降ってきたんで 結局そこへは辿り着けなかったんだが 意気込みがあっ
 ただけに これには ちょっと悔いが残ったよ。

  ベトナムへ行く前に これだけは食って帰らねばってな品が幾つかあって
 ゴイ・クォン(生春巻き)ホビロンバイン・フラン(プリン)と そして何故か
 オック・ハップ(タニシ)ってゆーのが 俺の中にはあった。 何故にタニシなの
 かっていうと 話せば長くなるので省くが 要するに食べた事が無かったからだ。
 で それはしっかりベンタイン市場の食堂エリアで食べることが出来たよ。  
 食堂エリアでは 貝専門の店なんかもあったりして そこを見っけた俺は 迷わ
 ず・・では無く 吹っ掛けられるのがやなんで かなり躊躇いがちにタニシを指
 差したんだが、それを見たおばちゃんは もっと美味いのがあるってんで 他の
 ハマグリなんぞの貝を薦めやがるんだこれが。 余計なことしやがって。で、
 俺の標的は あくまでタニシだったので いいからそれを寄越せとばかりに
 日本語で 「タニシっ!」と おばちゃんに叫んだ訳だ。(笑ける)・・暫くすると         
 

 

 タニシが出てきた。念願のタニシだった
 んで とりあえず俺は悦に浸ってたよ。
  ちなみにこの貝専門店では 他にも
 何だか食えそうも無いよーな変な貝なん
 かもあったりして それはそれでまた
 そそったりなんかもしたよ。(写真左→)
  ベンタインでは あと生春巻き(2000
 ドン)や 青汁みたいな色のジュース
 (3000ドン)なんぞも 行っといた。    
 生春巻きを出す店は 3・4件ほどあった
 んで 最初、一本ずつ梯子して廻ろうか
 とも思ったんだが(笑) 日本人観光客
 も わりかし目に付いたんで ちょっと気
 が引けて躊躇してしまったよ。       

 

ベンタインの貝専門食堂

 
 
ベトナムコーヒーの話


 あと ベンタインで もう一つ印象に残っているのは 市場のコーヒー豆
 売る店の勧誘が もの凄かったってことかな。その何が凄いのかってゆーと
 客引きを 何故か若い女の子がやっていて それがえらく強引だったりするん
 だな。手を引かれて連れてこられた時には 3人ぐらいの女の子に囲まれとっ
 た。でもって 随分と ふしだらな雰囲気の漂う中で(笑) 「ベトナムコーヒー
 いかが?」などと言われた時には 何だかよー判らん状況になっていたよ。
 それでも 一応興味があったんで(コーヒーにだよ) 「バンメトート産アラビカ
 はどれ?」
と聞いたところ 香りを嗅ぐ為に 女の子らが 豆を引こうとしだす
 ではないか。そんなことされたら 本当に買う羽目になるんで 「ちょっと待て」と
 慌てて止めに入ったよ。参ったね もー完全に 向こうのペースだ。でも そう
 いった状況下で買い物をするのは 経験上 後悔する可能性大なので(偉い)
  逆に この店で豆を買うのはよそうと決めてしまった。ただ、とりあえず豆の
 香りだけ嗅いではみたんだが ところがこれが あら不思議、なんかえらく良い
 香りがしてしまったりしたよ。女の子達は 良いか?良いか?とニコニコしなが
 ら聞いてくるんで 参ったなぁとは思いながらも 俺は正直にグットだと言ってや
 ったよ。女の子らは大喜びで いくら欲しいとか 他のはどーだとか 言ってくる
 のだが そこはそれ 俺もここで呑まれてしまってはとばかりに 急に冷静な態
 度で接し始め「今日は あくまで下見に来ただけだ。」と告げてやった。(凄い)
 なんだそりゃと女の子のブーイングの嵐の中、俺は さらにシリアスに 「日本
 に帰るのは まだ先なので 今買っても香りが逃げちゃうから」と 科学的根拠
 を述べ ここぞとばかりに逃げに入るんだが 女の子らも ここで逃がしちゃ
 いかんとばかりに そんな心配はいらんと さらに しがみ付いて来たりしたよ。
  なんだか 嬉しいんだか 迷惑なんだか よく判らない状況の中 暫くそれは
 続いたんだが ここで俺は打開策として「日本に帰る時に また寄るから」(嘘)
 を 連呼しだした。「ホント?」と 向こうも少し気を緩め、「約束するか?」と 何
 度も確認しだした。「約束するする」(嘘)と 何度も俺も言い含め、よーやっと
 その呪縛から 開放されることとなったよ。 まー コーヒー豆自体は けっこー
 良いものだったんで 買っても別に問題はなかったんだが(いや むしろ土産
 に買うつもりで バンメトート産モカを最後の日に探してた訳だし) 生憎 俺は
 根性が 歪んでいるんで あーいった状況になると 例え物が良くっても 意地
 でも買わなくなったりするんだな・・。うん、うん。
  ・・よし、良くやった。とにかく俺は勝った。(何に?)
 壮絶な戦いではあったが 自己の信念を貫き通した俺は 確かに勝者だ!
 ・・・(だから何の?)  
                       

 

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