夏の味覚とは
いか(夏)
イカは種類が多い。スルメ、ヤリ、スミイカなどが代表格だが、なかでも大量のスミをはくことからスミイカ
と呼ばれるイカがいるが、正式名はコウイカと言う。これを私の故郷ではコブイカ?と呼んでいるようで
5月中頃から6月末位が最盛期である。このイカは肉が厚く味もよいので,いろいろな料理に使われる。
定番はいか刺し
いか釣りは、魚のように途中でギュン、ギュン引かないからやや物足りない向きもある。
海草を引っかけたような感じで、ちょうどタコ釣りと同じだ。玉網ですくうとバーッと墨汁のようなスミを吐く。
背中にイカブネと呼ぶ白い石灰質の甲羅を持っている。
この甲羅の際に包丁を入れて、まずイカブネを抜き、次にスミ袋をこわさぬようにとり出す。
指でつまみ引っぱるときれいに皮がむけて、まっ白な身が出てくる。
これを刺し身にしてショウガ醤油orワサビ醤油で食べる。新鮮なうちはコリコリしている。欠点とも言えるだろう。
一晩、冷蔵庫に入れておくと柔らかく甘みが増しより美味しく食べられる。
おふくろの味
家庭料理の定番と言われる料理にイカと大根の煮物が思い浮かぶ人もいるだろう。
イカの味が大根によくしみこんだ素朴な味は『おふくろの味』のようななつかしさがある。
見た目はパッとしないけれど夕飯の前にテーブルの上に置いてあると
ついつまみ食いをしてしまう人もいるのではないでしょうか。
塩辛にチャレンジ
コブイカの塩辛というのはあまり聞かないが、一度、試してみる価値もある。
黄色いワタを取り出し、なかでも肝臓に1割ほどの塩を加えてよくすりつぶす。
イカを細く切ったもの、中でもイカのミミやゲソの部分を細かくきざみ、
このワタに漬け込むだけの簡単な料理だ。ワタをすりつぶすときにお酒を少し加える。
ビンetcに入れて3,4日ほど冷蔵庫に入れておくといいが1日一度はかき混ぜたい。
早く食べたい時は、しょうゆを加えるといいだろう。
ただし、いたみも早いので食べるのも早くしたいものです。