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スローライフ交通教育の会 公開講座のご案内とご報告
【報告】「小樽事件からの教育・社会の課題」をテーマに公開シンポ
2015/1/24 於:北海道クリスチャンセンター
テーマ「小樽事件からの教育・社会の課題」
1月24日、スローライフ交通教育の会(当ページにサイト在り、事務局前田)主催の公開シンポジウムが、札幌市北区の北海道クリスチャンセンターにて開催され、高校中学の教員や被害者遺族・市民の方など20人の参加がありました。
今回のテーマは、小樽事件の悲劇を繰り返さないための社会の課題とし、冒頭で被害ご遺族、原野和則さんに今の思いをお話いただきました。続いて7・13小樽飲酒ひき逃げ事件被害者等連絡会から報告提言を行い、飲酒運転撲滅、被害ゼロのための刑事司法の課題や行政の課題、教育の課題について提起しました。
そして特別報告は、愛媛大学の小佐井良太准教授。小佐井氏は大学における法社会学の授業実践とともに、自身も深く関わった福岡県の飲酒運転撲滅条例制定の意義や取り組みについて講演下さり、北海道でも始まった道条例制定を求める運動にも大きな弾みとなりました。
諸報告後のワークショップも、参加者それぞれが思いや取り組み語り、今シンポは、教育を含めた広く社会の課題を浮き彫りにする非常に意義あるシンポとなりました。
シンポジウムの詳細は→ 「スローライフ交通教育の会」会報18号(2015年2月)をお読みください。(2月21日)
★ 小佐井准教授の特別報告と前田の報告提言(どちらもスライド資料)をアップしました。(2月3日)
◆ テーマ
「小樽事件からの社会の課題~ 悲劇を繰り返さないために」
★ 報告と提言:7・13小樽飲酒ひき逃げ事件被害者等連絡会から
■原野和則:「被害遺族の思い」(小樽事件ご遺族)
■ 高石 洋子:「飲酒ひき逃げ事件の根絶をめざして」
(飲酒ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族関係者全国連絡協議会共同代表)
■ 前田 敏章: 「小樽事件と教育・社会の課題」 (当会会長 北海道交通事故被害者の会代表)
★特別報告 「法社会学の授業実践と福岡飲酒運転撲滅条例制定の意義・取組み」
小佐井 良太(愛媛大学 法文学部 総合政策学科 准教授)
■ ワークショップ
「小樽事件からの社会の課題~ 悲劇を繰り返さないために」
「北海道新聞」2015年1月25日
2012 交通教育シンポジウムの報告
2012/10/14 於:札幌市中央区「かでる2・7」
テーマ「交通教育に今求められるもの」
◆報告1
交通教育の現状と課題~高校の現場から~
★ 渡来 和夫(湧別高校)
◆報告2
高校倫理社会での実践から
★ 池田 考司(江別高校)
◆報告3
体験講話「命の大切さを学ぶ教室」を行って
★ 高石 洋子(道交通事故被害者の会、飲酒ひき逃げに厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会 共同代表)
★ 白倉 裕美子(道交通事故被害者の会、交通事故調書の開示を求める会
副代表)
★ 前田 敏章(道交通事故被害者の会 代表)
■ワークショップ(フリー討議)
「交通教育に今求められるもの」
・現行の交通(安全)教育の実態と課題~中学・高校・大学など現場から
・交通教育と命の教育との連関についてフリー討議
参加者総数は26名でした。
内容詳細→会報16号
2011/10/2 於:札幌市中央区「かでる2・7」
◆フィルムフォーラム「知っていますか、交通事犯被害の実相」
重度後遺障害(遷延性意識障害)を被った米内隆輔君(事故当時6歳、現在14歳)の声なき訴え
HBCテレビ制作・放映の特集番組を視聴
「交通事故から5年半、植物状態のわが子に・・・」(2009年1月放映)
「卒業式で起きた小さな“奇跡”」
(同4月放映~)
◆ 特別報告 「北見道路住民訴訟のとりくみ」
北見の自然風土を考える市民連絡会
事務局長 川崎 克 氏
2009年10月、札幌地裁に起こした「北見モモンガ訴訟」(北見道路、公金支出差止請求事件)は、監査請求を経て、本年6月、2010年度の道負担金支出の返還を高橋知事に求める住民訴訟としてとりくみが続けられています。
北見道路とは、本来国が建設予定の道横断自動車道のうち、北見市内を通過する約10.3km部分を国道39号線の改築事業として建設が進められているものです。その違法性は、北見道路が実質的に高速道路でありながら国土開発幹線自動車建設会議などの決定を経ないということに加え、工事区間の北見丘陵は、国の天然記念物オジロワシが営巣し、エゾモモンガなど希少種、絶滅危惧植物などが生息しており、建設による自然破壊は生物多様性条約に反することも指摘されています。
◆ワークショップ 交通教育の現状と課題
参加者のフリー討議
参加者総数は21名でした。
内容詳細→会報15号
2010/10/3 於:札幌市中央区「かでる2・7」
◆講座1 札幌学院大学模擬裁判ゼミ
「飲酒運転による交通死事件」とクルマ社会
◆ 講座2 高校生物での「ロードキル裁判」の授業
前田敏章(元千歳高校定時制 )
参加者総数は29名でした。
内容詳細→会報14号
2009/10/24 於:札幌市中央区「かでる2・7」
◆ 講座1・・・ 知っていますか、交通事犯被害の実相
「姉を交通犯罪で奪われて」
白倉 紗穂(中学3年)
6年前、中学3年の姉は、登校途中に時速90キロを超える危険運転のトラックに轢かれて亡くなりました。 大好きなお姉ちゃんを奪われて・・・。交通に関する学校教育、そして人の死に対する周りの反応について、違和感や思うこと。
◆ 講座2 高校での総合的学習の時間の実践
「クルマ社会を考える」 前田 敏章(千歳高校定時制)
◆ 講座3 大学からの報告と討議(ワークショップ)
「若者世代と車社会と交通教育」
武田 泉(北海道教育大学札幌校)
・芽室高校の鉄道利便促進運動や、地方進学校でのアンケート、および教育大学での調査などにみる若者の交通意識の一端について
・民主党政権とクルマ社会、高速道路無料化論議について
他
内容詳細→会報13号
2007/9/8 於:札幌市中央区「かでる2・7」
◆ 講座1知っていますか、交通事故被害の実相
北海道交通事故被害者の会 高石 洋子
「平成15年2月12日早朝、高校1年の息子は、アルバイトの新聞配達へ向かう途中、飲酒運転のRV車にひき逃げされ亡くなりました。即死状態で、倒れている拓那の体には雪が降り積もっていました。・・・」
◆ 講座2
現代交通社会の貧困~高速文明における欲求と消費、そして依存~
札幌学院大学商学部教授 山本 純
講師紹介:1957年東京生まれ。交通論担当。研究分野は社会資本整備と地域物流など。 「18歳からの教養ゼミナール」(北樹出版)第12章「クルマ社会を考える」の執筆者。
現代の私たちは、高度に発展した高速交通文明に生き、ゆたかで便利な生活を享受している。しかし、そうしたゆたかな社会にあまりに依存しすぎると、ゆたかであるはずの社会の中にあって、ゆたかさを感じられないばかりか、苦悩の中に生き、今日的な貧困の状態に生きることを余儀なくされる。
そうした現代社会のありようを、I.イリイチやJ.K.ガルブレイス、またJ.ジェイコブズやW.ザックスなどの思想によりながら、今日の自動車交通問題を軸にして、考えていく。
内容詳細→会報10号
2006/11/11 於:札幌市中央区「かでる2・7」
「クルマ社会を考える」~I.イリイチの自律的交通と産業社会の問題について~
札幌学院大学商学部教授 山本 純氏
講師紹介
1957年東京生まれ。
交通論担当。研究分野は社会資本整備と地域物流など。
「18歳からの教養ゼミナール」(北樹出版2005年4月刊)
第12章「クルマ社会を考える」の執筆者。
・・・「したがって、人々の自由選択を是とし、消費の自由を前提とする社会でモータリゼーションが進む時、社会は後れを取り、そのアンバランスの一つの現れとして自動車事故の問題が社会的問題として現れてく」・・・
(前記12章のⅣ節「なぜ社会は追いつけないのか?
ーゆたかな社会の「依存効果」と「社会的バランス」論ーより)
内容詳細→会報09号
「交通教育研究会」の足跡(2000~2002)
2000/11/11札幌市 発足記念 講演学習会
講演
「わが国における交通教育の動向と展望」
講師 齊 藤 基 雄 氏
鎌倉市在住「クルマ社会を問い直す会」副代表
明治大学大学院交通論専攻
2001/3/4 札幌市 特別報告「自転車通学と自転車通行を考える」(2001/3/4)
国松さん、秋山さん(道はだれのもの?札幌21)
写真でみる危険な冬の通学路
木村雅也(東豊高校)
雪山で見通しの悪い道路(左)と、除雪されず歩けない歩道(右)
2001/11/10 札幌市「交通安全教育」の問題点と課題
前田敏章(千歳高校) 詳細はこちら
2002/6/15 札幌市 特別報告「交通事故の分析と指定自動車教習所における教育」
青木真一
「不況と規制緩和政策のもとでの運輸労働者の状態と
労働組合に期待する幾つかのこと」
川村 雅則(北海道大学大学院)
2002/11/9 札幌市
特別報告自転車から見える人と車の共存
國松悦子氏(「道はだれのもの?札幌21」代表)
通学路の安全を守るのはだれ?
中村真由美氏(「道はだれのもの?札幌21」)
知って欲しい交通犯罪
交通事故(犯罪)被害に関する一考察
川村雅則(北大大学院教育学研究科)