僕の首が、不気味な音を立てたのを聞いて、彼女は慌てて身を離した。僕の首から下は、しびれていた。

「申し訳ありません、ノーマン様。力の加減を間違えました。でも、ご安心ください。ちょっと、骨がズレただけですわ。すぐに治して差し上げます。」

僕はイキナリ、首筋に手刀を食らわされた。どういうコツを心得ているのか、とりあえず、痺れは消えた。

しかし、このままじゃ、命がいくつあっても足りない。

また、じりじりと、にじり寄ってくる彼女から、後ずさりして逃れつつ、僕は苦し紛れに叫んだ。「質問!!」


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