コース:
初日・三輪駅8:30〜大神神社〜狭井神社8:50〜休憩所〜9:15玄賓庵〜桧原神社9:30〜景行天皇陵〜崇神天皇陵〜長岳寺〜13:30石上神宮〜天理駅
2日目・壺阪山駅〜高取城〜国見櫓〜猿石〜七曲り〜宗泉寺分岐〜砂防公園〜高取町観光案内所〜壷阪山駅[+京都・東福寺通天橋]
紅葉を求めて、Lilyさん、Mさんと奈良へ。JR奈良駅で夜行バスを降りると朝7時前。かなり寒い。 今回は山之辺の道の完歩を目指す。このコース、ツアーのハイクでは5時間程度を見ており、桜井〜天理間で17キロ程あるらしい。 我々も足元は軽登山靴、準備も万全。
理想的には桜井駅から海柘植市(つばいち)観音や金屋の石仏を経て、大神(おおみわ)神社へ向かうべきだが、時間の予想がつきにくいので、三輪駅から歩き始める。 一瞬頭が真っ白に。何のために予備のバッテリーまで持ってきたのだろう、と落胆するも、カメラ初心者のMさんからSDカードをお借りして、私が写すことに。(本当に申し訳ないことをしてしまった。せめて、少しはマシな写真が撮れますように・・・。)
さて、この神社はお酒の神様で、杉玉はここで授与されるとか。私にとっては高校の修学旅行以来である。ご神体は三輪山。 神社を出て早速山之辺の道に入る。すぐにお隣で、三輪山の登り口のある狭井(さい)神社に立ち寄る。
何だか池が多い気がする道を歩いていくとやや景色が開けて龍神神社。池の向こうに社があるらしい。三輪山が綺麗な形を現しているので画像に収め、歩き出すと、道端に柿や「山之辺みかん」一山100円也の販売所が現れ、何だか嬉しい。
お天気も上々、気分よく歩いていると立派なトイレとベンチがあり、よく整備されている。
すぐに桧原(ひばら)神社。ここは三輪山の磐座(ご神体)に向かう独特の三ツ鳥居のある神社。また、振り返れば二上山が。
道が下って一気に方向転換、ちょっと不安になるV字で戻ると田んぼの向こうにこんもりとした景行天皇陵が目に入る。住宅街を抜けていくのでちょっとびっくり。しかし、標識はしっかりついており、このあたりから歩く人も増えてくる。
ここまでで今回の行程の5分の2程度を歩いたことになる。安心して、天皇陵を一巡り。正面でティータイム。Mさんのお茶セットに感激。 ぐるっと回って戻る道が見つからず、少し車道を歩いてまたコースに戻ると、またまた住宅街を縫って歩き、無人販売所には野菜も並ぶ。 崇神天皇陵は通過して、中間点の長岳寺へ。ちょうど昼時、順調だ。
絶えず鐘の音がするのは、願い事を1つだけ込めて鐘をつくと叶うためらしい。私もついておく。いい音だ。煩悩を振り払ってくれる・・。 境内の上に登っていくと、番号のついた小さな祠が多数あって、ぐるっと回れば『八十八箇所道』があって、敷地の広さにびっくり。これはいつかゆっくり辿ってみたい。 あっさりした「にゅうめん」(500円だと嬉しいな。)を食べ、ゆっくり休んで、後半戦へ。
半分歩いた安堵感で更にペースアップ。ガンガンあるいているうちに環濠集落も何となく通り過ぎて、どんどん新興住宅街を歩いていくのでちょっと興ざめする。 さて、着いたところは紅葉が綺麗な夜都岐(よとぎ)神社。ちょっと土手を登ると、何と池が満々と水を湛えている。思いがけないところに、しかも随所に池があって驚かされる。
社は階段の上にあるが、小さいながらも立派な茅葺屋根の神社だ。 ここからまた歩いていくと桜が咲いている。その先には立派な建物があり、登っていくのがちょっと辛くなる。それから永久寺の跡を過ぎるとようやく終点の石上(いしのかみ)神宮に近づく。時計を見るとまだ13:30だ。もっとゆっくり楽しめばよかったかな・・。
大神神社と並び、日本最古の神社の1つ。有難いお守りをゲットし、意外とこぢんまりした境内に驚きつつも、無事目的地に着いて全員にっこり。 駅前のミスタードーナッツで3時の休憩。お二人の食欲にびっくり。
|