〜6〜
何という運命の対面。
しかし、罪滅ぼししたいルシエンはここが正念場。
ありったけの服をアンネットに着せて、ソリを取りに飛んで帰ります。
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反省したアンネットは馬を壊したことをうち明け、
ルシエンを苦しめたことを謝ることを決心します。
「私は心の扉を開きます・・・」
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あっという間に戻ってきたルシエン。
「私、あなたの馬を壊したわ・・・」
罪を告白するアンネット・・・。
ルシエンはアンネットを一言も責めず、アンネットを
助けて家まで運んでくれました。
ヒーローのルシエンはアンネットの家で歓待されます。
心を入れ替えたアンネット、先生にも全てを打ち明けます。
展覧会の賞はルシエンがふさわしいとアンネットは
自分がもらった賞品を返上。
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その賞品は次の日、先生からルシエンへ。
ルシエンはクラスでの名誉挽回を果たしました。
賞品がアンネットがもらったものと同じだと指摘するクラスメート達。
ルシエンがアンネットの破壊行為をぶちまけないかと
アンネットはドッキドキ・・・・。
しかしもちろん、ルシエンは何も言いませんでした。
アンネットに微笑みかけるルシエン。
ぎこちなく微笑み返すアンネット。
アンネットとルシエンは遂に和解したのです。
後はダニーです。
アンネットと和解しても、ダニーの足がやっぱり気になるルシエン。
そんな時、仕事から帰ってきたお姉さんが
自分の働いているホテルの客について話を始めます。
「高名な骨のお医者さんらしいわ」
医者?それならダニーを治してくれるかも知れない!
治療にはお金も沢山いるし、もう汽車は終わっている。
ルシエンの期待をお姉さんはあっけなく打ち消します。
しかし、ルシエンはすぐさま置き手紙を書いて家を飛び出しました。
汽車がなくっても、スキーで山を越えていけば・・・!
それにお金も心あたりがある!
森の爺さんの家に突撃したルシエン。
「あのお金をおくれよ!必要なんだよ、今!」
「・・・わ、わしは金を無駄に使うことはいやじゃ・・・
その医者とやらは信用できるのか? 」
「有名な医者だって。名前は・・・ギベット先生・・・」
「ギベット」と聞いて、爺さんの態度が一変しました。
「この金、全部持ってけ!いいか、この金を渡すときに
『借りていた金を返す』と言ってくれ!
それから、ワシのことは一切言ってはいかんぞ! 」
用意はできました。
雪のなかを進むルシエン。
がんばれがんばれ。
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