〜7〜


ホテル。
ギベット先生はごくごく普通の日常を送っていました。


そこにホテルのギャルソンが。
「あなたに会いたいという者が・・・・」
「ん?そんな予定はないが・・・」


ロビーに降りたギベット先生が見たのは瀕死の少年。
「早く助けないと!」


ルシエンの身体は冷え切っていましたが、
ギベット先生は落ち着いて処置します。


「ダニーを助けて!ダニーを!」
ギベット先生はこの少年が、自分に会いにスキーで
決死の雪山越えを敢行してきたことを知って大いに驚きました。



ルシエンの熱意に心動かされたギベット先生は
予定をキャンセルしてダニーを診察してくれることになりました。


村に入るギベット先生をこっそり見つめる森の爺さん・・・。



ダニーを診察するギベット先生。


名医はダニーの足は治ると断言します。


「治療費は必要ありません。
ルシエンが払ってくれました 」


「なんだって?ルシエンが?」
奇跡の連続に、ただただ驚くバルニエルの人々。


診察が終わって・・・

帰り道、ギベット先生は道ばたに立つ老人に
ふと、違和感を感じます。


「ルシエン、あの人と知り合いかい?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」


ルシエンの態度に何かを悟ったギベット先生は
老人を追いかけます。


何やら押し問答の末に抱き合う男2人。


ギベット先生は、森の爺さんの実の息子でした。
息子に暖かく迎えられる爺さん。
爺さんの罪の償いも、今終わったのです。


全てが丸く収まり・・・・・

そして今日はダニーの足が治って、ギベット先生の病院から
村に帰ってくる日です。
2人とも、元気そう。


ルシエンにもやっと、心から笑える日がやってきたのです・・・。


ダニー:「ルシエン、見て!」


エンドタイトル。

文字に注目。
見にくいですが、ロケ地が「ロシニエール」になっています。
アニメと同じ村。



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