芸術の秋
九月、豊田市コンサートホールで行われた、お昼の名曲コンサートに行ってきました。
演奏は福田進一さんのギターソロ。気軽に楽しむコンサートということで時間も一時間でしたが
五百円で聴けるなんて!と、迷わず出掛けてきました。
案の定、会場は満席に近く、ギターということもあってか男の人が多いように思いました。
曲の合い間にお話もされたのですが、一曲目の演奏の後に「お昼もコンサートに出るのはおそらくこれが最初で最後でしょう」と
笑っておられました。演奏はもちろん文句なし。
選曲も、ギターに詳しい人もそうでない人もおそらく満足できる内容だったと思います。
私はもちろん満足でした、それから、その落ち着いた声や話し方からも思ったのですが、
ギターへの触れ方やその演奏の様子をみて、まるでやさしく女性に接するかのようにみえたのが、
私にとってはとても印象的でした。アンコールも四曲弾いて下さいました。
「どなたも立ち上がられませんので」と楽しそうに戻ってこられて。当然立ち上がれるわけがありません。
素晴らしい演奏をする弾き手を目の前にしては。
本当に、気軽に聴いていいの?と思うくらいとても充実したひとときでした。
そして、先日は岐阜県現代陶芸美術館に出掛け、「ロイヤルコペンハーゲンとビングオーグレンダール」展をみてきました。
おもしろかったのは単に器に絵が描いてあるだけでなく、魚やトカゲやらが立体になってお皿をのぞきこんでいたり、
カップでは蝶が取手になっていたりして、美しさの中にも遊びゴコロが感じられたのがとてもよかったです。
あとは、二羽の鳥が翼を広げてフルーツ皿を作っていたり、きっと装飾の意味もあると思いますが
それが花や植物だけでないところがとてもおもしろかったです。
こちらは十一月まで展示されているようです。よろしかったらお出掛け下さい。
<2011.10.15 vol.132>