年の終わりに

年の終わりに、ということで今年一番印象に残っている、きいて・みて・たべたものを 挙げてみたいと思います。

まず、きいたもの。
これはクレモンティーヌの「アニメンティーヌ」です。日本のアニメの曲をボサノヴァ調にして 歌っているCDで、どの曲も楽しくておしゃれでなつかしくておもしろかったのですが、 私が中でもよかったと思ったのがアルプスの少女ハイジの曲『おしえて』です。 歌詞は岸田衿子さんでこの曲だけ唯一日本語のまま歌っていて私はこのCDで初めて 三番の歌詞までききました。内容は単純に、おじいさんおしえて、というだけのことなのですが、 その当たり前さがとても幸せなことだということを素直に感じることができてとてもよかったです。 私もこんな詩が書けたらいいな、と改めて思った曲でした。

次に、みたもの。
鳥好きの私にとって今年の一大事件は何といってもカワセミをみることができたこと。
十月の終わり頃、モリコロパークに出掛けました。その日は曇っていたのですが、 園内をくるっとまわるつもりで午前中から歩き始めました。 その後半、サツキとメイの家ものぞいてみようと受付まで行ったのですが、既に二時間待ち。 少し疲れていたのでとりあえずあきらめて日本庭園を通って帰ることにしました。 雨も少し降り始めていて周りは誰もおらずとても静か。みると奥に小さなたいこ橋があって それを渡ろうとくつの音をたてた途端、その下からサーッと川上へ飛び立つ瑠璃色の鳥が。 他のどの鳥とも見間違えようのない鮮やかな翼と茶色の胸。写真でみて知っていたそのままの色でした。 本当に本当に感動しました。まさかカワセミに会えるなんて。モリゾーとキッコロに感謝です。

そしてたべたものはというと、これは何といっても『とちの実かりんとう』です。 これはとてもおいしい!です。これもたまたまだったのですが、 奥三河で立ち寄った道の駅でみつけて、かりんとうにしては変わった形だなと思い、 思わず気になって買ってみたところ…。口に入れて最初は何てことない味かなと思いつつも、 食べているうちにそのおいしさがひしひしと伝わってきて、いつのまにかやめられない、 とまらない状態に。もし、まだ食べたことがないという人がいたら、ぜひおすすめしたい一品です。 本当にぜひ!
今年もわずかとなりました。
どうぞよいお年をお迎え下さい。
<2011.12.15 vol.133>

vol. 134へ vol. 132へ





もくじへ戻る