ヤナギハナガサとアレチノハナガサ

ヤナギハナガサ

夏の散歩道には細長い茎の上に小さな花をいっぱい付けるヤナギハナガサと呼ばれる花が目につく。
南アメリカ原産のクマツヅラ科の帰化植物で、鑑賞用のものが野生化し、日本各地の原や道端に咲いている。
1メートル近い細い茎の上に花笠のように小さく可愛い花をいっぱい付け、葉が柳のように細いのでヤナギハナガサの名があるが、同じ科のバーベナの花に似ているので、タチバーベナ、サンジャクバーベナ(三尺バーベナ)とも呼ばれる。
ヤナギハナガサほど目立たないが近縁のアレチハナガサも野原にひっそりと咲いている。 これも南アメリカからの帰化植物であるが、下の写真に見るように花の付き方が異なる。

ヤナギハナガサ

アレチハナガサ

ヤナギハナガサやアレチハナガサは戦後、帰化が確認されたクマツヅラ科クマツヅラ属の花であるが、この科を代表するクマツヅラも日本の野に古くから自生している。 日本各地の夏から秋の野原に咲き、ヤナギハナガサ程目立たないものの散歩道の所々で見られる。( 「クマツヅラは神聖な花」 の項参照)

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