ヒメガマとガマの混生
梅雨の開ける頃、水辺に目立つ植物が現れる。 花穂を付けたガマである。 |
ガマの雄花と雌花 コガマの雄花と未発達の雌花 ヒメガマの雄花と雌花
写真左がガマ(蒲)の雄花と雌花で、雌花は発達して雄花は僅かにその先に残っている。 写真中央がコガマ(小蒲)で、ガマと同じ時期には未だ雄花が出来たばかりで、その下の雌花は未だ発達していない。 すなわち花期がガマより遅く、葉や花穂が小さいと言うだけでなく、花期からも区別が出来る。 写真右がヒメガマで、葉や花穂が細いのでヒメガマ(姫蒲)の名が有るが、雄花と雌花の間が空いているので、区別は容易である。 |
ガマはガマ科ガマ属の一科一属をなし、夏の水辺を彩る花であるが、白兎伝説で神代の昔から知られた植物である。 |