春になると雪をかき分けるようにして芽を出し、一面の花畑を作って、かげろうの様にはかなく、あっという間に消えていく花の一群があるが、ヨーロッパではこれをスプリングエフェメラル(春のかげろう)と呼び、カタクリはその呼び名に似つかわしい花の一つである。 |
かっては、若い葉はゆでてお浸しや、和え物として食べられ、鱗茎からは上質の澱粉がとれ、片栗粉として用いられた。 江戸時代の記述によると片栗粉(かたくりこ)は病後に食の進まない人の滋養として推奨されていたようであるが、葛粉(くずこ)のように多くは採れず、希少な食品であったようである。
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日光白根、男体山 赤城山 上州武尊山
苗場山、谷川山系 浅間山 両神山
雲取山 龍泉寺 観音山