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リフォーム豆知識 | キッチンのリフォームを成功させるコツ

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  3. キッチンのリフォームを成功させるコツ - キッチンセットの選び方・サイズ・コスト

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01 キッチンのリフォームを成功させるコツ - キッチンセットの選び方・サイズ・コスト

キッチンのリフォームをする際には、必ずショールームに行って実物を見ておきましょう。長く使うものですし、高価な買い物になるのですから、カタログだけで決めてしまう事が無いように注意しましょう。


リフォーム前に、キッチンセットの種類を知っておきましょう

キッチンセットには大きくわけて4種類のキッチンがあります。

  1. 置き型キッチン
  2. システムキッチン
  3. 簡易型システムキッチン
  4. フルオーダーキッチン

1.「置き型キッチン」 とは、コンロ部・シンク部・調理部が分かれているタイプです。値段は一番安く設定されていますが、カウンターが一枚物で無いので継ぎ目が出ることと、扉やカウンターの種類はあまり選べません。

2.「システムキッチン」 は引き出しやカウンター、箱などの部材を自分の好みに合わせて組み合わせて作るキッチンです。多くの要望に応えられるように豊富な部材と材質が用意されています。簡易型に比べると値段は高くなります。

3.「簡易型システムキッチン」 は、使い易いサイズ・売れ筋の部材の組み合わせで出来上がっている既製品です。システムキッチンより自由度は少ないのですが、値段が手ごろなので人気があります。

システムキッチンと簡易システムキッチンには揃いの収納セットやダイニングテーブルなどが用意されていることも多く、トータルなコーディネートがしやすくなっています。

4.「フルオーダーキッチン」 はプランに一番自由度があります。メーカーの部材に無いものを使って造り付け家具のように自分の好きなようにキッチンを作ることができます。既製品では対応しきれないデザインや材質で作ることができます。


どこのキッチンメーカーが良いか

有名キッチンメーカー以外でも、例えばステンレス製造会社の出しているキッチンセットはカウンターのステンレスが厚くとても良い製品です。他にも一般にはなじみの無い会社でも、建て売り住宅等に使われている会社の物などはかなり安い価格設定になっています。

しかしリフォーム会社や工務店にも仕入れ値段や取引きの関係で得意なメーカーとそうでないメーカーがあります。不得意なメーカーだと仕入れ値が高いので値引きができなかったり、工事に慣れていないという事になるわけです。

キッチンを選ぶ際にはリフォーム店と良く相談し、自分の要望が満たせる商品があるかどうかをまず検討します。できれば担当者に一緒にショールームへ同行してもらって下さい。

また会社によっては取引きが無いので仕入れができないキッチンもあります。キッチンにこだわるのであれば、そこのショールームへ行き、そこからリフォーム店を紹介してもらうという手もあります。

最近では、施主支給という手段もあります。安いキッチンをインターネットなどで購入、業者に取り付けて貰います。ただし、荷受け、検品、保証の問題でトラブルが起きることもありますので注意が必要です。例えばキッチンの納品は、軒先おろしといって、家の中までは運んでくれません。これを誰が受け取って誰が搬入するのか?細かい打ち合わせが必要です。


キッチンセットの値段とリフォーム費用

キッチンセットは20万円くらいの物から数百万円の物まで色々あります。組み込む設備機器やサイズによって値段は変わりますが、何より扉の材質や、使われている金物、箱の材質によって値段は大きく変わってきます。

その他に、カウンターの種類や取り付ける機器類(コンロ、水洗金具、換気扇など)、オプション品(食器洗い機・ビルトインオーブン・浄水器・生ゴミ処理機など)の種類によって100万円以上の差が出ることもあります。

商品代の他にかかる費用としては、メーカー品のキッチンセットの搬入組み立て設置費用として、定価の15%程度が加算されます。その他に電気や配管や木工、内装などの工事が別途必要になります。


キッチンカウンターと付属品

キッチンカウンターには人造大理石・ステンレス・メラミン・タイル・天然石などが有ります。人気があるのはメンテナンスの良いステンレスと、見栄えの良い人造大理石です。 それぞれにメリット・デメリットがあり、どれが一番良いとは一概に言えません。デザインを優先するのか、機能面を優先するのか、コストを優先するのかなどによって選び方が変わります。

キッチンに組み込む設備については (⇒食器洗い機・ビルトインオーブンって便利?) で詳しく書いて有りますので、そちらを参考になさってみて下さい。


キッチンの巾や高さについて

キッチンセットの高さについては、一般的には身長÷2+5cm程度が良いとされています。高すぎると重たいフライパンを持ち上げるのに力が入りませんし、低いと包丁を使うときに前かがみになり腰痛の原因になります。 コンロ回りは低めに、まな板を使う部分は高めにした、カウンターの高さを途中で変えたキッチンセットもあります。

キッチンセットの幅は、シンクとコンロの巾にプラスしてまな板などを使う調理のスペース、料理を取り分ける配膳のスペースを確保できる長さが必要になります。 また、ショールームで高さを確認する時に注意したいのは、キッチンの前では靴を脱ぐ事。ほんの少しのカカトの高さの差ですが、それで失敗する事が多いので気をつけて下さい。


次のページでは、キッチンの収納計画の注意点について解説します。


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