01 キッチンのリフォームを成功させるコツ - 収納のポイント
キッチンには調味料など細かい物が多く、収納場所の確保には苦労します。それに炊飯器、ポット、オーブントースター等を置いておく場所も必要です。キッチンリフォームの際には、乾物や缶詰などをまとめてしまう食品庫スペースも忘れずに確保しましょう。
キッチン収納の奥行き
小さなものを奥行きの広い収納庫に収納すると奥のほうのものが取り出しにくくなります。また鉄板プレートなど大型の物を収納するには奥行きの広い収納庫が必要になります。
キッチンには色々なサイズのものが沢山ありますので、収納する物の大きさを考え奥行きを変えた収納を作りましょう。
調味料などは奥行き5cm、小さなカップ類などは奥行きが15cmもあれば十分ですので、壁の厚みを利用した壁面埋め込み収納等の工夫で収納場所を確保できます。
キッチン収納の高さ
日頃良く使うキッチン用品は腰の高さから目の高さまでの間に収納するようにすると、使い易いキッチンになります。
キッチンセットにつきものの吊り戸棚ですが、踏み台を使わなければ取り出せないような収納場所には、結局滅多に使わないものを入れっぱなしにする場所になってしまいがちです。 吊り戸棚を沢山つけても不用品の収納場所を作っただけ、という事になりかねません。最近の吊り戸棚にはガススプリングや電動で手元まで引き降ろして出し入れできるようになっている物があります。しかし通常の吊り戸棚に比べると収納スペースは昇降用の機械の分一回り小さくなります。
余りに低い位置の収納も、毎日使う用品の収納にはあまり向いていません。しかし大型のキッチン用品や重い物を収納するのには低い位置が向いています。
腰より低い位置の収納は観音開きの収納より、引き出しタイプの収納のほうが奥まで使えて取り出しやすく便利です。
床に作る床下収納庫は、重いビン類などを収納するのに便利です。ただし湿気とカビに注意する事、蓋の上を常時歩くような場所への設置はなるべく避けるようにしたほうが良いでしょう。
使用頻度と重さによって収納に適当な高さは違ってきます。収納スペースを作る際にはキッチンにある全ての用品を奥行きや重さによって分類し書き出してみると収納計画が立て易くなります。
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