映画「アンダルシア」、見られなかった~

2011.08.28

 26日にのりこから「明日、明後日なら映画行ってもいいよ」とメールが入ったので、いそいそと「アンダルシア」上映館を探したのですが、なんとなんと多摩地区では一館を除いて26日までで上映打ち切り、残った一館も午後6時過ぎからの上映一回だけということでミクには遅すぎる時間帯なので、企画はボツに。諦めきれないので、封切り直後の、「嵐」の桜井翔君の「神様のカルテ」はどう?と、のりこにお伺いを立てたのですが、「封切り直後は混んでるからまたにしましょう」と素っ気ない返事で、映画を観る件は打ち切りに  これで夏休み期間中はもうミクと会えないか、と思うと何とも味気なく、ついつい「焼き肉だけでも食べに行く時間はない?」と聞いてみると、応じてくれたので、いそいそ出かけたのでした。
 でも会ったとたん、二人のとても疲れた表情を見て、たちまち後悔感でいっぱいになってしまいました。私の気持ちを汲んで無理していることが一目瞭然だったからです。「悪いことしたな~」と思う私と、食欲もあまり出ないのりこでは、いつものような話が弾むこともなく……。まあ、ミクがそれなりの食欲を示してくれました(前回ほどではありませんでしたが)ので、少しは気持ちが落ちつきましたが。  のりこの話してくれたことで、ミクの成長を実感した話題をいくつか。
 ミクは注射するとなると大騒ぎして、泣き叫ぶ、ってこともあったのですが、この前学校で他の子(健常の子も一緒)に交じって予防注射を受けたとき、ミクは騒いだらしいのですが、その他の子供達は平然と注射を受ける姿にミクはいたく思うところがあったらしいのです。それ以来、注射を受けるときには平然と注射針の方を見ながら静かに対応するようになったというのです。健常の子と交わることによってミクは自然といろいろなことを学んでいるそうですが、これもそういう一例に過ぎないのだとか。こんなところにも、ミクの確実な成長を感じ取ることができて嬉しくて嬉しくて。
 夏休みの宿題(学校の方)はとっくに仕上げたミクですが、スパルタ(?)ののりこは独自の夏休みの課題を作ってミクも頑張ってやっているようです。この夏休みは小学1年生の学ぶ漢字を覚えることと、英単語を覚えることと、引き算に取り組むことなど。とても前に進んだようで、中学校の先生が驚いているんだとか。私が素直に驚いていると、のりこは至極冷静で、ミクはとにかく繰り返し繰り返しやらないと、ちょっとやらなければすぐ前に戻ってしまうのだとか。ですから、毎日毎日の繰り返しがとても大切なんだ、といっていました。
 私なんかは、ミクが達成した結果だけで喜んでしまっているのですが、のりこにいわせると、ミクの場合はとにかく訓練訓練でやっとどうにかここまで来たというのが現実のようです。ミクの将来のことを考えてミクの力をできうる限り作り、伸ばしてやろうとするのりこにも、そんなのりこの厳しいノルマにとにかく食らいついているミクにも素直に感動。
 ミクは、「イエイエとの映画のデート」という言葉はすっかり頭に定着したようで、別れ際にも「今度映画デートしようね」と言ってくれました。9月には13歳の誕生日を迎えるミク。ディズニー作品もジブリ作品もほとんど持っているので、今度は趣を変えて、のりこもミクも夢中な「嵐」の桜井翔君出演の映画・ドラマのDVDにしようかな、とも思っています。何か、いいものないかなあ。