失敗に終わったデートの申し込み

2011.08.07

 6日には「カーズ2」をミクと観に行ってきましたよ。もともとは「ロック」を観る予定だったのですが、ミクの中では「どっちか一つしか観てはいけないんだ」という思い込みがインプットされてしまったせいか、それなら「カーズ2」が観たいということになったらしいです。私としては「ロック」の方が面白そうだな(「カーズ2」については、車が主人公ということからして、とてもついて行けないというのが正直な気持ち)ということだったのですが、とにかくミクと時間を過ごすことができるのであれば何でもいいわけで、とにかく観に出かけたという次第でした。ミクはすっかりはまってしまい、とても楽しんでいましたが、私は正直途中で眠気が押し寄せてきて見終わるまでの時間がかなり長いものに感じられました。でも、ミクの満足げな表情を見てそれだけで幸せな気分になったことはもちろんです。
 その後はおきまりの焼き肉屋でした。開店時間少し前にお店についてミクと二人で待っていた(のりこは、ビールを飲みますから、車をいったん戻しに行ったのです)のですが、そのときからミクは「お腹がすいた」と言い出していて、タン塩もクッパもそれはそれはたくさん食べてくれましたよ。タン塩などいつも頼む2人前では足りず、もう一人前頼むほどでした。
 私は「ロック」が観たかったので、ミクに「イエイエとデートして「ロック」を観に行かない?」と誘ってみました。「カーズ2」か「ロック」かいずれかしか観てはいけないんだと思い込んでいたミクですが、「カーズ2」を見終わった今、イエイエから「ロック」を観に行こうよ、と誘われたわけですから、悪い気持ちはあろう筈はありません。ただ、「いいよ」という言葉が出るまでには、いくつかの説明がミクには必要でした。
 そもそも「デート」という言葉もその意味もミクには「?」だったのです。私ものりこから、「ミクはお年頃だからね」という言葉(私がミクに接する心構えをミクの成長を踏まえて間違えることがないようにという配慮からのアドバイス)に何度も接していますので、「デートしない?」と誘ってみたというわけです。言葉の意味についてひとしきり確認した後、ミクは私と「ロック」を観にデートすることに応じてくれました。
 でも、一部始終の成り行きを聞いていたのりこが、学級のお友達に「イエイエとデートなんて言ったら笑われるから、やめた方がいいよ」とミクに鶴の一声。ミクの同じクラスのお友達の中には、そういうことを当たり前に理解している子供たちがいるからだそうです。
 もう一つのデート成立失敗の原因は、「ロック」の上映時間でした。封切りして間もないというのに、のりこが上映時間をいろいろ調べても朝なら10時半過ぎとか(これではミクが起きられない)、夕方5時半とか(これでは夕食も満足に食べる時間がない)、要するにこちらにとって都合のいい時間帯に上映する映画館が見つからないのです。すっかり観る気になっていたミクは大むくれ。本当に可哀相なことをしました。
 私にとってはミクとデートするチャンスが一回減るということなので、いろいろ八王子近辺の映画館を探して上映時間が適当なときのものを見つけなければいけません。
 二人を自宅に送り届ける途中、前からのりこと二人で気になっていたちょっとしゃれたお店があり、あまりお客も入っていなかったので、様子を見ておこうということで入ってみました。メニューは結構豊富で、食事もドリンクもできることが分かったので、一度挑戦してみようかということになりました。こんな付録もついて、楽しい一日でしたよ。