ミクの思い

2011.01.30

のりこの1月28日付のブログを読みました。私のこの頁を訪れてくださる方の多くはのりこのブログも見ていてくださると思いますが、以下に採録することをお許しください。

昨日車で登校中、
又いつのまにかmikuは自分の世界に入って
自分の指を使って
お人形さんごっこ?をしていました。
耳を傾けてみると

小指ちゃんが
「私6年生よ」と
すると
左手の中指くんが
「え!?6年生?赤ちゃんだよ」と
小指「赤ちゃんじゃないよ!6年生だよ!」
中指「え!?赤ちゃんじゃないの?」
すると
右手の人差し指が登場
「そういう事言っちゃだめだよ、赤ちゃんじゃないよ!!」と
中指「ごめんなさ~い」
人差し指「もう、言っちゃだめだよ」

みたいな劇!?を繰り広げていました。
いつも喧嘩して、
どちらかが謝るというパターンが多いのですが、
昨日はいつも以上にリアルでした。

私がすぐに思い出したのは、ミクが小3になったときの始業式だったかに、新1年生にわいわい騒がれて、家に帰ってからのりこに「小さいのヤダ」と言って泣きじゃくったという話をのりこから聞いたことでした。
以上のミクの一人芝居は、ミクが自分の背丈のことについていつも向き合っていることを示していると感じました。ミクの頭の中をのぞいたような気がしました。読んだ直後は、そんなミクが不憫に思えてなりませんでした。
でもミクは、自分のことを「かわいそうに」と同情した大人に対して、「かわいそうじゃないよ」と抗議したことがある、ということものりこから聞いたことがあります。
私が不憫に思うことも、ミクからすればおそらく抗議の対象になるのでしょう。
たしかにミクは、自分のことを自分なりに真正面から受け止め、そのことでメソメソしない強い気持ちを培っているのだと思います。以上の一人芝居はそういうミクの中でたしかな「個」が根を下ろしていることを示すものだと思います。そんなミクの強さは私を逆に励ましてくれました。