ミクと過ごしたGW

2010.05.04

4月30日に休暇を取り、ホーム・ドクターの月一の健康チェックをしてもらったあと、前の日に熱を出したとのりこから連絡が入っていたミクの様子を見ようと二人の家を訪れました。GWに入ったばかり、しかも八王子小児病院が石原悪政によってつぶされたために行き場がなくなったということもあり、ミクのかかりつけの小児科医院が超満員だったらしく、夕方近くまで待ちっぱなしだったというのりこはクタクタの様子でしたが、ミクの方は心配したよりもはるかに元気な様子でホッとしました。私が近くの駅のスーパーで買っていった缶ビールを早速二人で飲んで、のりこも生気を取り戻しておりました。ミクの身体が心配だったこともあり、私より一日早く八王子に戻っていた上さんが夕食を作りに来て、4人で食事。ミクへのお土産はジブリ作品の「おもひでぽろぽろ」だったのですが、ミクはほとんど関心を示さず、DVDを収納するラックにそのまましまってしまうので、私としては拍子抜けでした。
翌日(5月1日)は、ミクの従兄弟のハルキが久しぶりに遊びに来るということで、上さんが外で昼食を食べさせると出かけたこともあり、私は、ミク、のりこ、次男と彼女と5人で久方ぶりに豊田駅近くの武富ラーメンに出かけました。私は去年の3~4月と5月に憩室炎で2回入院を強いられたのですが、2回目の退院の際に食事指導を受けました。そこで禁物とされた食品の中に私の大好物の蕎麦とラーメン(及びアルコール)があったのです。私もこれ以上入院騒ぎになるのはまっぴらごめんということもあり、その年の6月以後ラーメンには一切手をつけないで過ごしてきました(毎晩欠かすことがなかった晩酌も止めました)。以前は上京のたびに訪れていた武富ラーメンだったのですが、そういうわけで足が遠のいていたというわけです。ラーメン解禁の際はまずは武富ラーメンでという思いもどこかにあって、この日となったというわけです。ミクも武富ラーメンは大好物。いつものネギわかめラーメンの大盛りを一気に食べました。みんな大満足。病後のせいか、ミクは半分ほど残してしまいましたが。
そのあとは、ミクの鼻づまりが花粉症のせいではないかと考えるのりこが空気清浄機を買いたいというので、ヨドバシに行き、即決で購入。ミクの身体によさそう、ということであればのりこの決断はとにかく早いのです。そのあとはのりこ、次男、彼女がショッピングしたいということで、ミクと私はスタバで飲み物を飲みながら留守番。こういうときの聞き分けの良さはミクの特技です。
そうこうしているうちに上さんから連絡が入り、ハルキたちと家に戻ったから帰るように、という指示が来て、引き上げた次第です。ミクとハルキが会うのは本当に久しぶりということで、同じ小6ですっかり少年らしくなったハルキにミクは少し照れ気味(最初は私の手を握りしめて私の陰に隠れていました)でしたが、やはり従兄弟同士ということですぐに打ち解けてくれました。ハルキもまったく屈託ない自然な態度でミクに接していましたので、私も安心しました。ミクもそうですが、ハルキも次男が大好き(次男とゲームをすることをとても楽しみにしている)で、夕食(ハルキの希望によりお寿司)のあとはWiiでみんなが盛り上がっておりました。マリオブラザーズのゲームはミクにはむずかしすぎて見ているだけでしたが、カートは操作ができるということでミクも仲間入り。ハルキは次男とずっと遊んでいたくて、7時半に「さあ、そろそろ帰る時間だよ」と母親に催促されると、一瞬凍り付いた表情になり、あふれそうになる涙をこらえようと必死な表情になりました。結局、8時までは良いということになってその時間になると納得して帰って行きましたが、ハルキのことは基本的に上さん任せの私も、ハルキが健やかに育ってほしいと願いながら見送りました。
2日(日)は、上さんは親戚の結婚式ということで出かけ(私は当初この日に東京にいる予定ではなかったので欠席通知を出していました)、私は、次男がネットか何かで調べたという東京で評判の蕎麦や(「坐忘」とか言う名前の店でした)に連れて行ってもらいました。これがラーメンに続いて蕎麦の解禁ということになったわけですが、確かに評判に違わぬ美味しい蕎麦でした。また、天ぷらもめっぽう美味しく、あまり天ぷらには関心がない私も満足感に浸りました。そして夕食は、ミクと次男が期せずして希望が一致した焼き肉。のりこと私が生ビールを痛飲したことはいうまでもありません。ミクもすっかり元気になっており、いつものように私の膝のうえでタン塩やおむすびをほおばっておりました。家に戻ってからは、ゲームに興じるのりこ、次男、彼女を横目に、ミクは「嵐」のDVDに吸い込まれるような表情で見入っていましたっけ。ミクの好きなのは大野クンだそうで、「イエイエは誰が好き?」とミクに聞かれて慌てて「イエイエはニノ(二宮)かな」と言いましたら、「ふ~ん」と納得の表情。「ニノ」という呼び方も、その前のみんなの会話の中で聞き止めていたのがとっさの役に立ったというわけです。
ミクは今回もしばしば私が驚くような発言をし、行動を見せてくれましたが、以上のように盛りだくさんな内容だったので、記憶力の悪い私は、今となっては思い出すこともできません。ミクとの時間のあとそのまま広島に戻ったならば、新幹線の中でまとめることもできたのですが、今回は3日(月)に岐阜で講演の予定が入っていたので、そちらの方に気がとられたこともあり、講演が終わって広島に着いたときには以上の一つ一つのことを思い出すのもままならない状態になっていました。やっとここまで記憶を辿ることができただけでも上出来といわなければならないでしょう。とにかく3日間もミクと時間を過ごすことができ、久しぶりにGWらしいGWとなりました。