初めての手紙

2010.04.18

ミクとのりこが八王子に戻ってから一週間もたたないうちにまた風邪の症状が現れてしまいました(今から思うと、ミクたちの滞在中に症状が現れなかったのはせめてもの救いでした)。腹痛を伴わない微熱症状が9日から3日ほど続いたので、週末に予定していた長崎行きの計画を取りやめ、15日から予定していたイラン行きのために万全を期したつもりだったのですが、月曜日(12日)になっても症状が改善せず、かかりつけの病院に行って診てもらう羽目になりました。そうしましたら「即刻入院」という宣告を受けてしまいパニックに。例の憩室炎ではなく、急性前立腺炎とのことでした。診察を待っている間に熱は38.9度にまで急上昇。イラン行きもあえなく中止という事態に追い込まれた次第です。
幸い、憩室炎の時とは異なり、治療は絶食から始めるということではなかったので、熱が平熱に戻った段階で退院を許され(ただし、抗生物質投与の治療は3週間は続けないと菌を完全に除去することはできないそうです)、4日間の入院で退院することはできました。
このようなことを長々と書いているのは、その退院の日にミクからの初めての手紙が届いて、私の喜びが何倍も膨れ上がったということを書きたかったからです。のりこの添え書きがあって、「ミクがイエイエ、ナイナイに手紙を書いたから送ってほしいとのことです。全部自分でやりました。中も見ていませんので、内容わかりませ~ん。」「イエイエはビールのシールを貼ってあげよう、と言っていました。」とありました。つまり、文章を書いただけでなく、封筒にも自分で入れ、封筒にもビールのシールを選んで貼ってくれたのです。私のビール好きなことも、ミクの頭の中にはしっかりとインプットされているわけです。
ミクの文章は次のようなものでした。

 イエイエひろまありがとうです。
ございましたです。
浅井ミク(注:ちゃんと漢字で書いてあったのですが、個人情報なので秘匿です)より
みくこからこざいまたです。

「ひろま」というのは「ひろしま」のことでしょう。広島で私がミクの世話をしたことについてお礼を言っていることがよく伝わってきました。最後の文章の意味はどうしても分かりませんが、とにかくミクが自分で考え、自分の手で文章を書いたことは間違いありません。いやあ、すばらしい。
退院してからも、体温は平常値なのですが、なんとなく頭が重い感じで、何もする気持ちが起きないということで今日になってしまいましたが、ようやく夕方になって少し体調が戻って来つつある感じなので、ミクからの初めての手紙のことを書いておきたくなりました。