楽しい春休みだった!!

2010.04.04

11時06分発の新幹線でミクとのりこが八王子に戻って行きました。3月25日から今日(4月4日)まで、4月1日を除いてはほとんど朝から晩までミクと一緒に過ごすことができました。広島に来るまでの間にもなかったほどの濃密な時間でした。4月2日の朝に腹痛を訴えて、その日は花見に行く予定を取りやめて休養することになりました(もっともお昼過ぎには元気を回復して私たちを安心させてくれました)が、その時以外は終始元気一杯にはしゃぎ回って過ごしていたミクです。錦帯橋への花見を諦め、3日のお昼にタイ料理を楽しんだあと、平和公園の桜でも眺めようか、としたのですが、今度はのりこの体調が思わしくなくなり、お土産の買い物を済ませて慌ただしく家に戻ることになりました。こうして、お花見はないままに終わったことだけが心残りでした。しかし、ハウステンボスの満開のチューリップ畑を満喫しましたし、新市民球場のマツダ・ズーム・スタジアムで阪神-広島戦も観戦できたし、新井口のショッピング・モールも楽しめたし、何よりも、私はずっとミクと一緒にいられて、最高に幸せな10日間でした。広島生活最後の1年の始まりは、本当に記憶に残るものになりました。 のりことも話したのですが、ミクの小学校生活6年間の間、私はちょうど広島生活6年を過ごすことになったわけです。私が広島生活を終えて八王子に戻るとき、ミクは中学校に入ることになります。私としては、ミクが中学校、高校を過ごす次の6年間はせめて元気でいて、のりこの補助をして過ごすことができれば、もう何も思い残すことはないという心境です。 さぞかし長々と書くことになるだろうと思いながら書き始めましたが、気持が満たされている感じなのでこの辺で。とは言え、一つだけ書いておこうと思うことがあります。それは、ミクの精神的な成長を確かな手応えとして感じとったことです。のりこは時々ミクをからかって怒らせるのですが、ミクがなんとその仕返しをしたのです。二人で、「これは私のだ」「いや、ミクのだ」と言い合っていたミクのおもちゃのお金があったのですが、ミクが「これはミクのだからあげないよ-」とのりこにいじめを仕掛けたのです。これにびっくりした私が、「そういう意地悪はしちゃダメだよ」とたしなめましたら、さらにびっくりすることに、ミクは「ごめんなさい」と素直に謝ったのです。やっちゃいけないことを自分がしているという自覚を持ちながらやったこと、私にたしなめられてすぐ「ごめんなさい」という素直な気持ちをはぐくんでいること、なかなか私たちでもできない自分を律する気持をミクが我がものにしているということが、この一コマからもしっかりと理解することができました。のりこが曲がったことが嫌いで真っ正直に何事にもぶつかっていく性格なのですが、ミクもそういうのりこの性格を確実に我がものにしてくれていることが窺えて、私の心もすっかり温まりました。