成長著しいミク

2010.03.31

いつもは老夫婦二人だけの住まいに、ミクの元気一杯な澄んだ高い声が響き渡っています。次から次へと遊びを思い出し、「イエイエやろう」と命令口調。ミクには奴隷みたいな私はミクの命ずるままに動かされ、ミクはご機嫌。 今朝は、「広島に来たら一度は映画を見たい」という二人の気持ちに応えるべく、上映している映画をいろいろチェックしたのですが、ミクが見たがる(私たちも我慢してつきあえるだけの)作品はなく、結局今はまっている「パイレーツ・オブ・カビリア」のDVDを借りるということでミクも納得。新井口のショッピング・モールを二人に紹介がてら出かけてきました。ミクは大気に入りでしたが、ミクにはあまり収穫のない一日だったことでしょう。それでも、最近はやっているというアニメ・キャラのぬいぐるみに関心を示し、三〇分近くまとわりついてたのですが、結局「買ってちょうだい」とはいわず、私も心を鬼にして黙っていたら、最終的には、ママが「お菓子買おう」と語りかけたので諦めがついたのか、その場を離れました。
帰宅してみると、ナイナイ(私の上さん)の調子が不調ということで、やや慌てました。最近はたまにこういうことがあるのですが、病院嫌いの彼女はなかなか病院に行ってくれず、困っています。病気には異常な関心を示すミクは、早速ナイナイのことを気遣ってまとわりついていました。
一段落してミクが私に口にした言葉はなんだったと思いますか? 「今日はスティッチは見たくない」だったのです。ディズニー・チャンネルで4時半からやっていることはミクも先刻承知。次に口にした言葉は、「今からディズニー・チャンネルにしていい?」でした。つまり、スティッチは4時半から。それまで待てないミクが考え出したのは、「スティッチは見ないから、今からディズニー・チャンネル見せて」という高等作戦だったのです。これには舌を巻きました。メロメロの私がチャンネルを回したのはもちろんのことでした(スティッチでテレビを止めるはずがありませんでした)。
もう一つ感心したのは、のりこに一人で文章を考えた結構長い内容の手紙を書いていたことでした。私は歯磨きをしていたのですが、居間にいるミクが何かぶつぶつ独り言を言っている声が聞こえてきたので、なんだろうとは思っていたのですが、歯磨きが終わって戻ってみてみますと、一所懸命に手紙を書いているのでした。あまりにしっかりした内容に、「イエイエにちょうだい」と頼んだのですが、言下に「ダメ」。ママにあげる手紙だったのでした。しかし、長い文章を一所懸命書くミクに、のりこも驚いておりました。

今日(31日)はナイター観戦の日なのですが、天気予報は「曇りのち雨」で、どうも芳しくありません。新しい球場を二人に見せてやりたいのですが。せめて、試合開始の最初の三〇分だけでも雨が降らないで欲しいと願わずにはいられません。