待ちに待った春休み

2010.03.29

去年(2009年)の春休みは、ミクとのりこが広島に来てすぐ私が憩室炎で入院騒ぎで、結局ほとんど一緒に時間を過ごすこともなく終わってしまった苦い記憶しかありません。去年の夏頃からは再発にこりて酒食制限を励行したせいもあってか、ここまで再発せずにすんでいます。こうしてミクの春休み入りを待って、八王子までミクとのりこを迎えに出かけることができたのでした。今回は、飛行機デビューをさせてやりたいというのりこの願いを叶えるために、羽田から長崎まで空路で直行、ハウステンボスで二泊という計画を立てたのでした。
出発当日は京八から羽田まで高速バスということもあり、二人のところに泊まったのですが、着くなりミクが「布団用意しといたから」というお出迎えの言葉で、私の気持ちは早ルンルン。外食が続くと体調がおかしくなるミクということを考えて、夕食はのりこの手作り。のりこがWindows 7のPCを購入したので、それまでのXPはミク専用のDVD鑑賞機となっていますが、ミクは起動からDVDスタートまで全部自分でするのです。これには本当にびっくりしました。起動する直後のパスワードもしっかり記憶していてキーを押す姿はホントに感動ものでした。のりこに言わせれば、「DVD見たさ故よ」と突き放した言い方になるのでしょうが、いやそれにしても8字から成るパスワードのキーを押す真剣なまなざしは実にすばらしいの一言です。
羽田から長崎への途中には眼下に富士山がくっきり眺められ、のりこは夢中で写真のシャッターを切っておりました。飛行機でのミクの唯一の不安材料は空気圧の問題だったのですが、ミクは難なくクリア。長崎空港からハウステンボスまでのバスはいわゆる普通の運行バスで、一般道を一時間ぐらいかけて走ったのですが、左手に常に海が展望できるのどかな風景で、所々に五分から八分咲きの桜も楽しめ、結構ゆったり気分で過ごすことができました。
ホテルに着いたのが6時過ぎだったので、そのまま夕食。夕食は「蟹御膳」を堪能しました。もちろん、旅行中はビールも解禁。のりこと痛飲し大満足。
ミクの体調第一ですので、ハウステンボスの見学もゆったりゆったり。ミクが気に入った乗り物に都合三回も乗ることになり、最後には係のお兄さんに「たびたびありがとうございます」と声をかけられる始末でした。折からチューリップ祭りとかで、それはそれはすばらしいチューリップの絨毯畑も堪能できました。今回のハウステンボス行きの一つの大きな目的は、前回のりこと私が行ったときに見つけたテディ・ベアのぬいぐるみ(ミクは大気に入りで「テンちゃん」と名づけた)がなくなってしまったので、それを見つけることでした。まったく同じものは売っていませんでしたが、ミクも気に入ったむくむくと易しい手触りの可愛らしいのが買えたので、再び「テンちゃん」と命名。
帰りはハウステンボスから特急、新幹線を乗り継いで広島へ。午後3時半には家に着いた次第です。ミクが疲れの色も浮かべなかったので一安心。4月4日に八王子に戻るのですが、それまでは桜見物、映画鑑賞、プロ野球観戦とミクとの時間を楽しもうと浮き浮きしています。