11歳を迎えるミク

2009.09.19

ミクの誕生日は9月24日なのですが、私の今回の上京が18日であることを知ったのりこと次男の計らいで、その日に繰り上げ誕生祝いをすることにしてくれました。私は恥ずかしながら、9月6日の広島でのどうにも腹の虫が治まらない一件(放射線影響研究所が強行しようとしているアメリカの対テロ計画研究への参画)以来気分が晴れず、そこに弱り目に祟り目といいますか、先週の土、日から、今や憩室炎の前兆であることを身体が感じ取る腹痛に見舞われ、14日にかかりつけの病院に駆け込むと案の定で、4日間毎朝の抗生物質の点滴(入院は免れたのが不幸中の幸いでした)で結構体力も消耗、ということで、かなり心身共に参っておりました。そういうこともあって、今回の上京は本当にいつも以上に待ちこがれていました。医師からは「金曜日にもう1回点滴をしておこう」と持ちかけられたのですが、拝み倒して抗生物質を更に5日間1日3回服用することで勘弁してもらいました。
誕生祝いは北野台の家で行うということで、片倉駅に迎えに来てくれたみんなとそのまま帰宅(北野台の我が家も久しぶりでした)。次男と彼女が飼っている犬(ルーチェ)が興奮して出迎えましたが、以前は怖がっていたミクも今やルーチェが顔中なめ回すのを嫌がりもせず一緒にはしゃいでいるのになんとなく納得。私も夕食時間までずっとミクを抱きっぱなしでしたが、ミクも時折私にしがみついてきて、「イエイエ大好き」とサービス精神を発揮してくれました。
食事制限のある私は例によってさえない食べ物でしたが、ミクは大好物のサラミを4枚も平らげ、ピザにも健啖ぶりを示す姿に安心しました。のりこによれば、新型インフルエンザがすぐ近くの小学校にまで迫ってきているとかで、気管支が弱いミクのことが心配だ、と顔を曇らせているのが私にも移ってきましたが、ミク自身はとても元気でした。
ミクがドラゴンボールに夢中なことは前にも書きましたが、そういうことでミクへの誕生日プレゼントは、のりこも、次男・彼女も、私もそろってドラゴンボール劇場版のDVD。私はそれに加え、ピッコロとベジータの人形(?)と、のりこが電話で知らせてきた「あらいぐまラスカル(完結版)」のDVDをプレゼントしました。誕生日ケーキのデコレーションは、特注のピッコロの顔が描かれているチョコレート。さて、来年の12歳の誕生日の時はミクが何に夢中になっているのかな、と楽しみになりました。
のりことミクはもう一つ良い知らせを持ってきてくれました。離婚して以来住んでいる仮住まいですが、抽選で当たって引っ越しができることになったのです。ミクが身障者なのでエレベーター付きのところに引っ越すことができるということになりました。本当に一安心です。
私は北野台の家にそのまま泊まることになっていたので、今回のミクとの時間は18日だけと考えていたのですが、今日(19日)広島に戻る新幹線が連休初日ということで朝の座席が満席でとれず、昼過ぎの列車をやっと取れるということもあり、朝の時間が空いていたので、午前中なら時間があるというのりこの言葉に甘えてミクと3時間ほど時間を過ごすボーナスが付きました。ミクはもちろんドラゴンボールのDVD。ミクの中学校を養護にするかどうかで考え中というのりこの話もありました。私からは、ミクには向上心と頑張りやさんのところがあるし、この5年間の発達のすごさも考えると、支援級のある普通の中学校に行かせたらどうなのか、養護はいつでも行けるのだし、という意見を述べましたが、いずれにしても難しい問題です。
この2週間ぐらいは寝付きが悪かったのですが、昨夜はすんなりと寝付くことができました。久しぶりに雑念から解放されたせいでしょうか。やはりミクの天真爛漫な笑顔が私にとっては何よりもの良薬のようです。11月の引っ越しに向けてのりこは忙しくなるでしょうから、10月の上京は日帰りになる(ミクには会えない)とほろ苦い思いはしておりますが、ミクの笑顔を思い出しながらまた気持ちを入れ直して頑張ろうと自分を言い聞かせています。