明太子・プリッツ

2009.02.09

今回の上京は、土曜日に長崎でお話しする用事があり、月曜日の午後に東京で所用ということもあり、長崎に一泊して8日の朝早く長崎を出発、博多経由で新横浜にて下車し、のりこ宅で一泊ということでした。長崎から東京なら飛行機の方が便利だし早いではないかと思う方もおられるでしょう。私もそう思ったのですが、博多経由でないと、ミクが大好きな博多の明太子・プリッツ(グリコ)が買えないという思いが浮上したのです。このお菓子は2年前でしょうか、のりこと私でハウステン・ボスに行った帰りに博多駅の売店でのりこが見つけ、買って帰ったところ、ミクが大気に入りだったものです。その後も一度、私が福岡に仕事で行った際にもミク用に買い求めたことがあると記憶しており、次の上京の際にミクに喜んでもらった覚えがありました。「柳の下のどじょう」を期待したということです。
しかも、予約して購入した切符を見たところ、そのままでは博多での時間が10分少々でとても買い物などしている時間がないことが分かりました。八王子にはなるべく早く着いてミクと会いたいですから、当然のことながら長崎発の時間を早めなければなりません。当初は朝7時30分発のカモメでしたが、検索したら1時間前のカモメがあると分かったので、躊躇なく早起きしてその列車に乗り、博多では明太子・プリッツを買うことができました。のりこに褒めてもらいたく、ついついそのことを話したら、「いい加減にしたら(怒)。たいした爺馬鹿ね(失笑)」と一蹴されて終わり。でも、ミクには大喜びしてもらうことができました。そう、それでいいんです。
降車駅の片倉に着く寸前にのりこからメールが入り、「ちょうど片倉駅前にいるけど、いつ着く?」ということでしたので、スムーズにのりこの車に乗ることができました。ところが、ミクの調子がおかしかったのです。とても眠そう。昨日はキティ・ピューロ・ランドにはじめて行って、たいそう楽しい時間を過ごしたミクだったということですが、のりこによれば、昨晩、のりこが「明日はDVDを2本見て良いよ」とミクに約束したらしいのです。すっかり嬉しくなったミクは、早朝に眠いのに目を覚ましたということらしいのです。寝不足ですから当然体調はおかしくなり、顔色も悪かったといいます。そういうことで、私と会ったミクは、珍しく私のだっこに寄りかかる始末でした。
とはいえ、先ほどのプリッツを見たミクは元気を回復、ポリポリ頬張っておりました。しかし、のりこの心配も納得できましたので、とにかく早寝させなければいけないと、夕食会は近場でするということになり、次男の車で、今や行きつけになったフレンチの店ではなく、近所の洋食店に出かけました。フレンチの店ができる前は、何度も行ったところで、味はまずまずのところでした。元気を回復したミクが、鴨肉の燻製やスパゲッティ、ライスをかなり食べてくれましたので、のりこも私も一安心。
食事は5時過ぎには開始しましたので、7時過ぎには帰宅できました。入浴も8時までにすませ、ミクは9時前には爆睡(翌朝、眼科の予約が入っていたので、9時に眠っているミクを私が抱きかかえるまで、12時間の睡眠を取ることができました)。あわてて家を出たこともあり、私は自分の携帯をのりこの家に置き忘れていたことを、病院の入り口で二人にバイバイして路線バスに乗り込んで気がつきました。かなり落ち込みましたが、広島に帰ったらのりこに電話して宅急便で送ってもらえばいいか、と気を取り直し、午後2時の約束だった参議院の川口順子議員との面会に臨んだ次第です(川口議員がオーストラリア政府ラッド首相の提唱する核不拡散軍縮国際委員会の共同議長を引き受けたという新聞報道に接したときには、外相経験者である彼女が果たして外務省を押さえ込んでその役割を積極的に果たすことができるのか、非常に疑問に感じたものですが、毎日新聞の新聞時評欄に載った私の発言を見た彼女が私の意見も聞きたいということで、私が彼女の事務所を往訪したというわけです。結論的には、私の懸念は図星でした。彼女の会議出席には外務省の軍縮担当官が同行して見張り役、彼女自身の発想もアメリカナイズされた善玉・悪玉論から一歩も出ていませんでした。徒労感だけが残りました)。