「久しぶり」に会う感じのミク

2008.12.01

今回の上京はずいぶん間が開いた感じで、待ち遠しい気持ちがこみ上げておりました。中国に旅行したこと、週末に用事が重なったことのため、上京が11月の最週末にずれ込んだというわけです。「久しぶり」に会う感じのミクは、とてもお話が上手になった感じで、ほとんど「?」と感じることもなく意思疎通をすることができました。私が上京する直前に久しぶりに高熱を出したこともあったらしいですが、点滴するだけで熱も下がり、のりこ自身がその回復ぶりに驚いたと言います。やはり着実に体力がついてきているということでしょう。

しばらく会う間が開いていたので、ミクのお気に入りのDVDを2本買っていったのですが、「リロ&スティッチ」シリーズの1本は、見たとたん、「これあるよ」と言って同じものを持ってきました。同じものを買ってしまった残念さよりも、ミクの記憶力のすばらしさ、そして素早く同じものを持ってきたことにはたまげました。

ミクも久しぶりの私との再会が嬉しかったのか、滞在していた2日間はずっと私の膝の上に座っているという感じでした。何度も私の顔をなぜ回し、「イエイエ可愛いね」などと言うのです。「可愛い」はあるまいとは思いながらも、ミクの親愛の情はとても嬉しく、なされるがままに楽しい思いを味わっておりました。

のりことミクが新しい住居に移ったこともあり、そこに泊めてもらうようになりました。ミクとの入浴も当たり前になりました。ただ、以前はどんなに時間が長くなってもお風呂を心ゆくまで楽しみたがっていたミクが、新しい住居のお風呂にはあまりなじめない(と言うより空気の流れがよくないので、すぐに暖まってしまう)せいか、すぐにお風呂から上がりたがるようになっていました。半分拍子抜けでしたが、長時間のお風呂は私の体に応えることも事実ですので、半ばは歓迎する私がいたことも否定できません。

それにしても、少し見ない間にミクはずいぶん「大人」になっているように感じました。もう10歳なのですから、「当たり前といえば当たり前」なのですが、私とのりこが議論していると、「けんかしない、けんかしない」と仲裁に入るのです。そんなミクの気持ちの成長を傷つけてはいけないと早々と口を閉じた私でした。

行きつけのフランス料理屋「あんとれ」のシェフが独立してめじろ台の駅前に「ル・トン」というお店を出したので、土曜日の夜は早速出かけました(次男の彼女は欠席)。たいそうな賑わいで出足は順調のようでした。年末は30日まで営業ということなので、12月の上京の際も出かけようと話し合ったことでした。

ずいぶんと気持ちが残ったのですが、日曜日の午後には朝鮮語の授業がありましたので、ミクが目を覚まさないうちに帰途につきました。今度会えるのはクリスマス明けの12月26日です。帰りの新幹線ではミク日記をしたためることと朝鮮語の予習をしている間にあっという間に着いてしまいました。