熱海に一泊旅行

2008.10.13

今回の上京は連休が重なったこともあり、10日上京13日帰広という比較的ゆったりした日程を組むことができました。また2週間ほど前だったか、のりこがミクに「温泉にでも行こうか?」と持ちかけたところ、嬉しいことにミクが「イエイエは?」と問い返したそうで、のりこから連絡を受けた私は大乗り気。そこで、今回の上京時に、小さくなった車でミクが体力的に我慢できる範囲内ということで、熱海に一泊旅行することになりました。

 新車での遠出ということは初めてののりこは、その緊張ぶりが後部座席にミクと一緒に座っていた私にもビンビン伝わってくる感じでした。しかしミクの方は普段どおりの様子で、八王子から熱海までの間、まったく手のかからないままでした。

ホテルは、海に直接面した老舗という感じで、少し古い感じでした(のりこがネットで予約)が、その露天風呂や大浴場は、私とミクが入ったときはガラガラだったこともあり、ミクはすっかり楽しんでおりました。ミクは結局、私とのりこと2回ずつ温泉に入りに行ったわけですが、最初の私と露天風呂に入ったときなど、すっかり気に入ってしまって、1時間以上も温泉(というよりその場の雰囲気)を楽しんでおりました。夕食もミクの好みのものが結構あって、ミクは1泊2日の旅を満喫していましたので、私としても気分的にとてもゆったりした気持ちになれました。2日目の午前は、そのホテルが経営しているらしいバラとハーブの庭園をゆっくり散策しました。秋薔薇の季節というので期待したのですが、花の方はイマイチ。しかし、工房でドライフラワーを使ったしおり作りに挑戦したミクが結構なセンスの作品を仕上げておりました。

11時頃にホテルを出発して帰路につきましたが、朝早く目覚めていたミクは、そのまま私の腕の中でぐっすりと睡眠、厚木で高速を降りる頃に目が覚めるという感じで、行きと同じくまったく手がかかることがありませんでした。しかしのりこの方は二日連続の緊張長距離運転にクタクタに疲れておりました。

とはいえ、活動的なのりこは、そのまま「コンタクトを直したい」と言って、八王子市内に直行、デパートの中の眼鏡屋でかなり時間を食いましたので、その間すぐ横にあったDVD/CD売り場に入ったミクは、いろいろ物色の上、宮崎駿作品の「魔女の宅急便」が気に入って私に買わせておりました。

書いてしまえばそれだけのことですが、私にはとても充実した2日間となりました。なによりも、離婚したのりこが明るい雰囲気でいてくれることにホッとしましたし、ミクも何らの後遺症を感じさせないので、私としては「これはこれでよかったのだろう」と思えたのです。何とか周りの理解と協力を得ながら、二人で互いを支えながら、頑張っていって欲しいと願った私です。

旅行から帰った夜、10月2日のNHK広島版できょうされん全国大会実行委員長ということで取材を受けた番組に出演したDVDをのりことミクに見てもらったのですが、自分の姿が写真とはいえ画面に出てくるミクは大受けしていましたし、のりこも私の想像以上にじっくり見入ってくれていた上、終わってからは「友達にも見せたい」というコメントまで加え、私としては本当に胸をなで下ろすという感じでした。

 新しい人生に立ち向かっていく二人に是非幸せになって欲しいし、そのためにも私として何かをしなければ、と思いを新たにしながら帰途についた私です。