ハウステンボス(8.26追記)

2007.08.16

14日にミクとのりこを送って上京しました。翌日に東京で所用があったので、のりこに帰りをその前日にしてもらった次第です。今年の8月6日は例年とは異なり曇り空で、1945年の時のような炎暑ではありませんでしたが、その翌日頃からは暑さが戻り、上京する日まで続きました。今年はミクの従兄弟が夏休みにも広島に来なかったので、上さんはミクにかかりきりになり、「この暑さにミクを外に出したらどうなるの」の一言と、広島ではDVD鑑賞全面解禁(八王子ではよほどの時でなければ見せないことにしているのりこの方針がある)でDVDを堪能したいミクの気持ちがぴったり合ってしまい、私からすればかなり物足りない「静かな」日々となりました。もっとも私も、7月30日からは出勤しましたので、ミクとの時間も帰宅してからの限られた数時間に限られていたこともありました。

のりこの日頃の慰労をかねて、7月26日から1泊でハウステンボスに出かけました。買い物にはまったく興味がない私でしたが、のりこに引きずられる形でいろいろな商店をのぞき歩き、のりこの旺盛な好奇心と小物発掘の眼力に感心しきりでした(正直いって、翌27日には体力の限界を感じましたが)。最大の成果は、テディ・ベアの展示館兼売店でぬいぐるみをミクに土産として買ったのですが、私が珍しく「これしかない」と主張して選んだのを、ミクは大気に入りして、「テンちゃん」(ハウステンボスだからテンなんだそうです)と名付け、それこそ寝る時も抱きかかえて離さないことになったことでした。ハウステンボス自体について一言言いますと、新聞でその不人気さについては知っていましたが、本当に閑古鳥で、中国及び韓国からの団体客をのぞいたら、私たち2にだけではないか、と思うほどの静かさ。もちろん、本当にすばらしい雰囲気を備えたスポットで、私たちとしては、その静かさを堪能させてもらったのですが、これでは先が思いやられる、と言うのが正直なところでした。 

ミクのお付き合いで、香取慎吾主演の「西遊記」のビデオを何本も見る羽目になりました。ミクが夢中なので、私としては、「何がミクをそんなに夢中にさせるのだ?」という関心からそれなりに真面目に見たのですが、正直いって「???」でした。ちなみにミクとのりこは、上映中の「西遊記」も観に行っていました。

これといった大事件もなくたんたんと過ぎた3週間でしたが、毎晩夜遅くまで寝ないミクに、翌日の仕事とのかねあいで体調管理を気にしなければならない私の方が先に寝ることになる日も多く、ミクの無邪気な笑い声や話し声が私にとってかけがえのない精神安定剤となって私を眠りに誘ってくれました。ハウステンボスから帰って疲労が蓄積した私は風邪気味にもなったのですが、ミクと一緒にいるだけで気分が安らぎましたし、ミクの一挙手一投足が新鮮な驚きの連続で、本当にミクなしの人生なんて想像もできない、という気持ちを何度しみじみと実感したことか分かりません。ある夕方、のりこと生ビールを飲みに市内に出かけたときも、そんな話になりましたが、のりこが「ミクなしの人生は考えられない」としみじみ語った表情が、記憶力の抜群に悪い私の頭の中にとても強烈に残影として残っています。

ミクも小学校3年生です。いつまで私と一緒にお風呂に入ってくれるか分からない、と思い、毎晩のシャワーの時間を大切に大切に過ごした私でした。

8月26日追記 今回の夏休みのミク滞在中の写真を3枚アップしました。お暇なときにのぞいてくだされば嬉しいです。