2007.02.08
Web電話で話をしていましたら、ミクがなにやら振りかざしているのです。何かな、と思ったら、のりこが「今日眼鏡ができてきた」と言いました。そう、ミクの眼鏡なのです。ミクは強度の遠視と乱視だとか。どうやって視力を検査するのか、のりこが前に説明してくれましたが、半分納得、半分？？？？という感じでした。私自身の体験からいっても、ずいぶん精密な検査をしなければ、ピッタリ来る感じの眼鏡ってできないですよね。本当にミクの視力にあった眼鏡なんてできるのか、かなり疑問です。
でもミクはまったく屈託なく楽しそうに眼鏡を披露してくれました。とはいえ、１０分ほどで自分で外したところを見ますと、やはりかなり目が疲れるという感じでしょうか。のりこによれば、すごい強度だとか。
眼鏡をかけて無邪気に喜んでいる表情のミクの姿を見て、本当に複雑な気持ちに襲われました。歯も永久歯がない、目も強度の遠視と乱視、「なんで？」と思わずにはいられない私でした。ミクが不憫でなりません。どうしてミクがこんなにいろいろな人生の試練を背負わなければならないのでしょうか。私は無神論者ですが、なぜミクがこれだけのハンディを背負わなければならないのか、私には到底納得できません。
しかし、ミクはけなげに精一杯生きています。そのミクを見ていると、そしてミクと一緒に頑張っているのりこを見ますと、私だけが勝手な感傷に負けていることが滑稽にも見えてきます。そんな気持ちにさせてくれる今夜のミクの明るさでした。