シャワーの失敗

2006.10.06

仕事があり、3日に上京し、夕方からミクたちと一時を過ごすことができました。ミクの体調に気をつけるようにという制約がありましたので、美味しいなじみの回転寿司の店でテイクアウトし、のりこの家で楽しみました。大きくなったら酒飲みになることがほぼ確実視されるミクは、焼き肉屋ではユッケとか馬刺しを「美味しい、美味しい」といって大人顔負けの食欲を示すのですが、寿司となると、蟹味噌に旺盛な食欲を示し、「やっぱり」と私たちを納得させてくれました。

ただ、長い間学校に行けなくてフラストが溜まっているミクは、わがまま娘になっており、一緒にシャワーを浴びたときには、私を途方に暮れさせてくれました。何を誘っても「いや」とはねつけるミクにたまりかねて、体を押さえつけてシャンプーをしたものですから、ミクはすっかり怒り狂ってしまい、もう収拾が付かない事態になってしまいました。何を言ってもはねつけるミクに、私も途方に暮れてしまい、何も言うことができなくなってしまい、沈黙してしまいました。ミクはしばらくの間当たり散らしていましたが、何も言わず、じっとミクを見つめているだけの私のいつもと違う雰囲気に次第に居心地が悪くなったのでしょうか、もじもじし、私が「どうしたらいいの?」と聞くのに、「ミクも分からないよ」と言って途方に暮れた表情を示す結果になりました。ミクも私も本当に悲しい気分を味わった一時でした。

最終的にはのりこがフォローしてくれて事なきを得ましたが、本当に落ち込んだ気持ちになりました。ミクが成長するにつれ、これからますますこういう経験をするときが増えるのだろうな、と複雑な気持ちを味わわされたのでした。