日本の障害児に対する後進国そのものの対応

2006.05.21

19日に短い八王子滞在でした。ミクの大気に入りの武富ラーメンに行ったのですが、食べること、食べること(*^_^*)終いにはのりこが「もう止めたら」と言うほど。私がこのところ八王子に戻るたびにお土産にしている『お猿のジョージ』も待ちかねていた様子で、武富ラーメンに行く車の中で2冊とも読まされました。お風呂でも何気なくやってみた「汽車汽車しゅっぽしゅっぽ」の歌に合わせてミクと汽車ごっこやったのがミクに大受け!!本当にミクとの距離がいっそう縮まった感じで、webカメラでのお話ではやっぱり味わえない充実感で一杯でした。

楽しいことばかりではありませんでした。来週には学校で運動会があるようなのですが、のりこにミクのそばを片時も離れないようにという要求が学校側からあったようで、のりこはかなり頭に来て学校側や八王子市教育委員会と携帯でやり合っていました。学校側としては、ミクに何かがあったときに母親がそばにいたんだから、という口実を設けたいための布石であることはありありです。のりことしては、ミクの走ったり団体競技の模様を写真に収めたりしたいし、そばに付いていたって突発的なことには対応できっこないというリアルな認識もあるために、学校側の対応にはどうにも納得がいかないという様子でした。本当に切ない思いでした。のりこの気持ちもよく分かるし、学校側の打算も無理ないと思わざるをえなかったからです。学校としては、「ミクを受け入れているだけでも大変なのだから、後は言うことを聞いてくれ」ということなのでしょうし、日本の現実ではそれは無理もないことであります。しかし、のりこの切ない気持ちもよく分かります。要するに、日本の障害児に対する後進国そのものの対応のなせる結果ということです。小泉「改革」の実態にも思いが及ばざるをえないどうにもやるせない一時でした。